著者
小川 直茂 三上 訓顯 坂本 淳二
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.63, no.5, pp.5_81-5_90, 2017-01-31 (Released:2017-03-10)
参考文献数
6

平成27年10月に厚生労働省が示した「患者のための薬局ビジョン」にもとづき,今後薬局の役割は薬剤の提供から,患者の健康維持・増進を総合的に支援する「健康サポート」へと転換を迎える。そうした体制の実施にあたっては,薬剤師が必要とする様々な情報を効率的に記録・管理・運用できるシステムのあり方について検討を深めることが極めて重要である。本研究では,薬剤師の意識調査と分析を通して健康サポート薬局の推進および効果的運用に向けた情報記録・管理・運用システム設計のための課題を明らかにすることを目的として研究に取り組んだ。 調査結果についてカテゴリカル主成分分析と階層クラスター分析を用いて解析を行った。カテゴリカル主成分分析の結果5つの主成分が明らかになり,階層クラスター分析によって薬剤師の意識傾向を6つのグループに類型化することができた。これらの結果を元に考察を行い,多くの機関とのコミュニケーションハブとして機能するためのコミュニケーションモデルのシステム面での支援の必要性や,健康サポート業務の段階に応じて必要な情報に効率的にアクセスできる方法の検討など,システム構築に向けた複数の課題を明らかにすることができた。
著者
三上 訓顯
雑誌
芸術工学への誘い (ISSN:21850429)
巻号頁・発行日
no.19, pp.3-8, 2015-03-31

名古屋の街で実際に車を運転していると、大変走りやすい街路網が整備されていることを実感する。本稿では、そうした名古屋市の街路について概説している。実際には「名古屋走り」という言葉が存在するように、愛知県の交通マナーはかんばしいものではなく、また交通事故死者数全国1 位という記録もある。これを比較のため人口千人当たりでみると全国41 位であり、決して悪い状況とも言い切れない部分もある。そればかりか、戦後土地区画整理事業を積極的に進めて街路網を整備してきたことによる名古屋市の道の良さは、むしろこの街のアイデンティと呼んでもよいだろう。つまり「自動車都市」という他都市では容易に真似することができない大きな個性が名古屋市には存在する。愛知県は世界的な自動車産業の拠点でもあり、今後自動車とともに暮らすライフスタイルを踏まえた都市戦略を立案することも可能だろう。
著者
西口 真也 三上 訓顯
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.85-94, 2011-05-31

本稿は、社会背景の変化に伴い、ブランドに対する評価が変わってきているのではないかという仮説に基づいている。そこで、ブランドを取り巻く状況の変化が最もよく反映されてきたと思われる「ゆとり世代」に注目し、彼らのブランド評価について調査を実施した。本稿では、特に企業ブランドを取り上げ、42の企業ブランドの統合力について、ゆとり世代の20代の大学生を対象とした質問票調査を実施した。その結果を用いて、加重得点順位を導出し、各世代を対象とした「日経企業イメージ調査2009年調査」の中の企業認知度順位との比較、検討を試みた。この結果から、ゆとり世代で支持の高い企業ブランド群を明らかにできたことから、それらを「ニューエイジで支持の高い企業ブランド」と定義し、これらの企業ブランド群のデザイン開発過程の特徴、ゆとり世代と他の世代との構造的な関係性や特徴に着目していく必要性を指摘している。
著者
三上 訓顯 西口 真也
出版者
名古屋市立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

この研究は、日本国民が利用している企業の製品のブランド力を国際的に評価するために行った。そのために、私たちは、アメリカ、イギリス、中国、日本の、四カ国の国民を対象に、企業ブランドが、どれぐらい認識され、どの程度の評価を得ているのかについて調査した。その結果、アメリカのコンピュータ企業やソフトウェア企業が高い評価を獲得した。他方で日本の製造企業は、低い評価となった。そうした要因は、世界的な情報化の傾向をよく反映している。私たちの研究は、従来のブランド認識とは異なる実態を明らかにした。
著者
三上 訓顯 上北 恭史 合原 勝之 田中 一成
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.45, pp.96-97, 1998-10-30

Last year our group produced some works by the kinetic typograpy throuh Japanese experimentally in the class of degsin college in Japan. Watching the works of the students , various expressions were seen in their structures of scenes and stories and in the ways to express their emotions. These various expressions can make the communicating method abudance. By the result of our experiments , we've recognized that the kinetic typograpy through Japanese is an effective way in the design education in the future.