著者
下村 裕子 徳本 廣子 関田 節子 佐竹 元吉 徳川 斉正 徳川 眞木 合田 幸広
出版者
日本生薬学会
雑誌
生薬學雜誌 : shoyakugaku zasshi : the Japanese journal of pharmacognosy (ISSN:13499114)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.41-58, 2013-08-20
参考文献数
79

The gallipot found as the heirloom of the Mito-Tokugawa family has the unclear label "Usaien" and contains a small amount of dry black preparation. It is historically clear that Ieyasu Tokugawa, who was the founder of the Edo Shogunate, used it. Fortunately, the "Korean Wazaikyokuho", which was a formulary of natural medicines, has been found as one of the valuable possessions of Kunozan Toshogu, where Ieyasu Tokugawa is enshrined and the formulary contains the "Usaien" formula. It is of interest to reveal the components of the preparation from the viewpoints of historiography and pharmacognosy. Therefore, by utilizing the "Usaien" formula as a clue, we started microscopic analyses to reveal the crude drug components of the historical dry black preparation. First we found this preparation contained a lot of pollens which were thought to be of multiple origins. This indicated the preparation was a kind of honey paste. Furthermore, the successive analyses on the basis of the morphological characteristics of elements of the crude drugs led to the identification of 52 crude drugs (herbal origins: 35, animal origins: 14 and minerals: 3) as the components. The reference formula in the "Korean Wazaikyokuho" consisted of 58 crude drugs and of them 2 volatile ones, 2 sarcous ones, mercury and calomel have remained unidentified, because of difficulty of confirmation by microscopic analyses or insufficient information the origin of their crude drugs. Since most of the crude drug components of the "Usaien" formula were identified in the dry black preparation, we thought the shogun, Ieyasu Tokugawa, used the formula for his health care.
著者
下村 裕
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
教養論叢 (ISSN:04516087)
巻号頁・発行日
no.136, pp.111-119, 2015

研究ノート序論本論結論
著者
下村 裕子 指田 豊 大島 行雄 我妻 禎 斎藤 昌彦
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.100, no.11, pp.1164-1166, 1980-11-25 (Released:2008-05-30)
参考文献数
8
被引用文献数
5 5

Scopoletin, protocatechualdehyde, ethyl and methyl caffeate and phytosterols were isolated from stems and leaves of Artemisia apiacea HANCE (Compositae).
著者
玉井 昌紀 英 肇 古田 浩人 坂本 浩一 濱西 徹 木村 りつ子 巽 邦浩 下村 裕子 小林 正人 若崎 久生 松本 英作 西 理宏 中尾 大成 佐々木 秀行 南條 輝志男
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.47, no.9, pp.755-758, 2004-09-30 (Released:2011-03-02)
参考文献数
9
被引用文献数
2

症例は63歳, 女性, 2型糖尿病, 妄想性障害にて加療中, 自殺企図にてインスリン1200単位を皮下注射し入院となった, 約4日間低血糖が持続し, 治療のために投与したブドウ糖の総量は1.050gであった. 経過中特に重篤な合併症や後遺症を認めなかった. 本症例を含む10症例の検討では, 低血糖消失までの時間は14時間から6日で, 数百単位以上のインスリン投与例のほとんどは2日間以上低血糖が持続していた. また, 治療に要したブドウ糖総量は170-3, 100gで, 単位時間当たり平均約18gが投与されていた. 報告例は全例糖尿病患者で, 1型と2型糖尿病患者がほぼ同頻度に認められた, 基礎疾患としてうつ病などの精神疾患が多く, 再発例も2例認められたことから, 再発予防のための十分な精神的ケアも必要であると思われる.
著者
下村 裕
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法學研究 : 法律・政治・社会 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.82, no.1, pp.1074(13)-1086(1), 2009-01

1 序論2 風鈴のモデル化2.1 二重振り子2.2 初期条件2.3 解とその極大値3 極大値の最大条件3.1 一般の場合3.2 重量比, あるいは長さ比が固定されている場合4 結論

1 0 0 0 OA 橋本脳症の1例

著者
太田 敬之 山岡 博之 古川 安志 下村 裕子 中野 好夫 若崎 久夫 古田 浩人 西 理宏 佐々木 秀行 南條 輝志男
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.98, no.6, pp.1375-1377, 2009 (Released:2012-08-02)
参考文献数
9

症例は68歳,女性.画像診断で異常を指摘できない意識障害を認めた.橋本病の存在から橋本脳症を疑い,血清抗N末端α-enolase抗体陽性であった.橋本脳症は抗甲状腺抗体に関連した自己免疫性の脳症と考えられており,多彩な神経症状を呈する.原因不明の脳症を診た場合は,本症を考慮することが重要である.比較的まれな疾患である橋本脳症の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する.
著者
河口 てる子 安酸 史子 林 優子 大池 美也子 近藤 ふさえ 小林 貴子 岡 美智代 小長谷 百絵 小平 京子 下村 裕子 横山 悦子
出版者
日本赤十字北海道看護大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009

「看護の教育的関わりモデル」を用いたアクション・リサーチとモデルの療養支援を介入内容とした無作為化比較試験を行った。アクションリサーチでは、東京(A病院)・名古屋(B病院)・福岡(C病院)の3施設で実施した。アクション・リサーチの結果では、参加者の教育に対する認識が「知識を伝えることが教育」から「日常の会話から教育につながることが大切であり、患者教育は患者の言動や関わりから生まれる反応に合わせて進めるもの」へと変化した。「看護の教育的関わりモデル」を介入内容とする無作為化比較臨床研究に関しては、介入群45名と対照群43名が完了した。「食事療法のつらさ」「食事・運動等の療養行動」「糖尿病コントロール状況:HbA1c」への介入効果に関して分析した結果、「食事・運動等の療養行動」の一部に関して介入群と対照群に有意な差がみられ、介入群の行動の方がよかったが、「食事療法のつらさ」「糖尿病コントロール状況:HbA1c」に関しては、有意差は認められなかった。