著者
土肥 智弘 奥村 幸彦 安達 文幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム
巻号頁・発行日
vol.97, no.31, pp.17-24, 1997-04-25
被引用文献数
31

広帯域コヒーレントDS-CDMA(W-CDMAの野外伝送実験を行い、チップレート(拡散帯域幅)と送信電力の関係、チップレートと誤り率特性の関係を明らかにした。チップレートの高速化によりマルチパスの分解能力が向上し、RAKE受信後の受信電力の変動幅が小さくなり、低レベルへの落ち込み確率が減少するため、チップレートが高速になるほど送信電力は低減されることを実証した。また、アンテナダイバーシチ受信により誤り率特性が約3dB改善されることも明らかにした。