著者
山本 純也
出版者
公益社団法人 低温工学・超電導学会
雑誌
低温工学 (ISSN:03892441)
巻号頁・発行日
vol.11, no.5, pp.222-228, 1976-11-10 (Released:2010-02-26)
参考文献数
4

This article describes methods of measuring liquid helium quantity, preparing a transfer tube, experimental set up of a cryostat, precooling, and transfering liquid helium, The properties of liquid helium are also simply explained for beginners. Precooling by liquid nitrogen is strongly recommended for decreasing liquid helium consumption.
著者
山本 純也 東 和樹 小山 佳祐 清川 拓哉 万 偉偉 原田 研介
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.569-572, 2023 (Released:2023-07-27)
参考文献数
14

To extend the paralyzed fingers of a stroke victim with hemiplegia, we have proposed a low-dimensional control system for a robotic finger which can grasp an object between the robotic finger and the paralyzed human fingers. In this study, we newly propose an extra finger that can face multiple fingers with low-dimensional control. This can be realized by adding a rotational joint for moving the base of the robotic finger where it is controlled by the common low-dimensional synergy controller. Experimental results showed that the proposed extra finger could realize 33 grasping postures and 4 peg manipulation patterns.
著者
山本 純也
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.63, no.4, pp.370-373, 1994-04-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
8

核融合科学研究所が岐阜県土岐市に建設中の大型ヘリカル装置はそのプラズマ閉じ込め用の磁場をすべて超伝導コイルによって発生する世界で最初の核融合実験装置である.ここで使用する超伝導コイルは世界最大の蓄積エネルギーを持つもので,その設計,製作は超大型超伝導技術の歴史を塗り替えるものである.本稿では装置本体の超伝導マグネットシステムの構成,各要素の条件などの設計方針,および製作についての主要な点について述べている.使用する超伝導材料はひずみに強いNbTiであり,ヘリカルコイルは浸漬冷却方式,ポロイダルコイルは強制冷却方式である.電流値としては,10kA~30kAという超伝導としてはかつてない高い値となる.この装置は, 1997年に完成し年間2000時間10年間の核融合プラズマ実験を支える.
著者
古地 祐規 國生 剛治 石澤 友浩 山本 純也
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
地震工学論文集 (ISSN:1884846X)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.1007-1010, 2007

2007年3月25日に石川県能登半島沖を震源とするマグニチュード6.9の能登半島地震が発生した. 石川県七尾市, 輪島市, 穴水町で震度6強を観測したほか, 広い範囲で震度5弱以上を観測した. この地震により, 石川県七尾市内の能登有料道路の各所において大規模な盛土の斜面崩壊が多数発生した. 崩壊土は流動距離が大きく, 沢などに到達し河道閉塞をも引き起こしていた. 筆者らは同年4月5日にそれらの斜面崩壊地点で現地踏査を行い, 未崩壊部の盛土から不撹乱試料を採取した. これらの試料について, 物理試験, 繰返し非排水三軸試験, 繰返しせん断試験後の単調載荷試験を行い, 得られた結果について報告する.