著者
山本 郁男
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.106, no.7, pp.537-561, 1986-07-25 (Released:2011-01-31)
参考文献数
117
被引用文献数
10 9

The review on our recent works mainly consists of four parts in relation to biochemical pharmacology and toxicology, and metabolism of marihuana constituents, tetrahydrocannabinol as follows; 1) metabolic activation, 2) interactions with other central acting drugs, 3) development of tolerance and cross-tolerance, 4) other biological effects.Especially, the role of the active metabolites of tetrahydrocannabinol in the marihuana intoxication has been discussed in detail.
著者
山本 郁男 井本 真澄 岩井 勝正
出版者
九州保健福祉大学
雑誌
九州保健福祉大学研究紀要 (ISSN:13455451)
巻号頁・発行日
no.5, pp.241-245, 2004-03

This paper deals with Cannabis which was produced in Hyuga (Miyazaki Prefecture). Although Cannabis, so called Marijuana, has been prohibited as one of abused drugs by Japanese Government in the present time, it was widely used as fiber materials until now. We examined the historical status, production, circumstances, and product materials for Cannabis fiber in Hyuga. As result, it was found that Hyuga areas also produced Cannabis fiber as famous economical goods through Edo. Meiji, Taisho and the middle of Showa periods in all districts of north Miyazaki, especially at Takachiho, Gokase and Hinokage. However, after World War II, only a few farmers in Hyuga cultivated until about fifty years ago these plants under the permission of Japanese Government according to Cannabis control low.
著者
竹田 修三 渡辺 和人 山本 郁男 山折 大
出版者
北陸大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

米国において、大麻主成分のテトラヒドロカンナビノール(THC)はがん患者などでモルヒネが効かない重篤な痛み緩和の目的で投与される。本研究は、がん患者、特に乳がんに注目し、THCの臨床適正使用に向けた基礎研究である。THCは分子中に、女性ホルモンと類似した部分を有していた。女性ホルモンは乳がん増殖を促進したが、THCの共存下でその効果が消失した。低女性ホルモン条件下(閉経後乳がんモデル)でTHCを添加した場合、逆に増殖の促進が見られた。本研究により、THCは女性ホルモンと相互作用し、乳がん増殖に影響を与える可能性が示唆された。
著者
山本 郁男 宇佐見 則行 井本 真澄 宇佐見 則行 井本 真澄
出版者
九州保健福祉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

我々は、これまでマリファナ(大麻)の薬理および毒性に関して、三大主成分(カンナビノイド)、THC(tetrahydrocannabinol)、CBD(cannabidiol)、CBN(cannabinol)の代謝を中心に報告してきた。本研究においては、シクロヘキサン環を酸化して芳香環化に関与するCYP19(アロマターゼ)によるTHCの代謝を検討した結果、代謝物の1つが8-ヒドロキシCBNであることを同定した。そこで、CYP19が芳香環化と同時にCBNのヒドロキシル化に関与することを示唆した。一方、CYP19によってTHCとCBDからCBNが形成されることをGC/MS方法によって確証した。さらに、これらのカンナビノイドのステロイド代謝(CYP19と17β-HSD(17β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素)によるアンドロステロン(AND)、テストステロン(TES)およびエストロン(E1)の代謝)に及ぼす影響を検討した。その結果、CYP19によってエストラジオール(E2)へのTESの代謝においてTHC、CBDおよびCBN(50μM)が、それぞれ16、60、46%阻害することが判明した。一方、CYP19によるTESのAND、およびE1のE2への代謝は、THC、CBDおよびCBNによってそれぞれ約20%阻害された。したがって、本研究において、カンナビノイドが性ホルモンの代謝に深く関係していることが明らかとなり、内分泌かく乱作用が示唆された。
著者
山本 郁男
出版者
みやぎん経済研究所
雑誌
調査月報
巻号頁・発行日
no.139, pp.2-7, 2004-12