著者
川中 健太郎
出版者
公益財団法人 日本学術協力財団
雑誌
学術の動向 (ISSN:13423363)
巻号頁・発行日
vol.11, no.10, pp.42-46, 2006-10-01 (Released:2009-12-21)
参考文献数
6
被引用文献数
1
著者
川中 健太郎 田中 宏暁 檜垣 靖樹 増田 紘之 羅 成圭 上原 吉就 池永 昌弘
出版者
福岡大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

実験動物を用いて、ビタミンD摂取量が骨格筋量や糖代謝機能に及ぼす影響について検討した。その結果、ビタミンD欠乏は速筋線維の萎縮を引き起こす可能性が示された。さらに、速筋線維の萎縮にはAkt活性の低下が関与している可能性が示された。また、ビタミンD欠乏は遅筋線維におけるPGC-1αの減少を引き起こし、この線維でミトコンドリアが減少している可能性が示された。筋量やミトコンドリアの減少が、ビタミンD欠乏による耐糖能力低下に関与しているかもしれない。なお、正常な血中ビタミンDレベルを維持することは筋量維持に重要であるものの、トレーニングなどの過負荷による筋肥大には関係ない可能性も示された。
著者
川中 健太郎 樋口 満 勝田 茂
出版者
久留米大学
雑誌
久留米大学保健体育センター研究紀要 (ISSN:09198679)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.1-8, 1995-04-01

It is considered that exercise is benefical to prevention and cure for diabetes. As this reason, we will give three phenomena. First, acute exercise promotes glucose transport in skeletal muscle independent of insulin action. Second, insulin sensitivity for glucose transport is amplified in exercised muscle. Third, exercise training improves glucose transport capacity in skeletal muscle. In this article, we will give an outline of the mechanism in these phenomena.