著者
川崎 寧史
出版者
日本図学会
雑誌
図学研究 (ISSN:03875512)
巻号頁・発行日
vol.40, no.Supplement1, pp.175-178, 2006 (Released:2010-08-25)
参考文献数
4

本研究では複雑系および画像処理の技術を利用して、景観画像の複雑さを計量的に計測し、景観評価に有用な情報としてこれを提示することを目的とする。具体的には、様々な都市や自然景観、夜景および風景絵画の画像を対象に、2次元フーリエ変換を利用してパワースペクトル曲線を導き出し、その傾き変化から被写体となる景観の性質とゆらぎ特徴の関係について考察する。その結果として、白色ノイズや1/f、1/f2ゆらぎを示す景観の類型や、夜景におけるゆらぎ特徴の傾向等の整理を行った。ただし本研究は実施途中であり、最終的な分析結果や一定の結論を得ているわけではない。そこで本稿では上述した研究の経緯や内容について報告する。
著者
川崎 寧史 宗本 順三 大影 佳史
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.63, no.511, pp.153-159, 1998-09-30 (Released:2017-02-02)
参考文献数
4
被引用文献数
1 2

The purpose of this paper is to represent realistic color perspective for Japanese landscape using computergraphics. First we investigate the effect of color perspective and the coefficients of its estimation expression from a landscape photograph and clear view distance. Next we divide a landscape into parts from a certain distance and then proceed to create a "Scene" layer by layer. We think about the relation between estimation expression and filter operation and finally render color perspective effect to each "Scene" using filter operation.