著者
服部 隆利 酒井 一夫
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2004, pp.648-648, 2004

人工放射性核種からの被ばくに対してこれ以上の最適化を必要としない免除とクリアランスの線量規準は10μSv/yオーダーであるが、一方、自然放射性核種については、このような線量規準を適用することが現実的ではないことから、最近、その線量規準を人工核種の線量規準よりも高い300μSv/yオーダーや1mSv/yに設定する提案が報告されてきている。このような背景のもと、本発表では、自然放射線から受ける被ばくの線量分布に、人工放射性核種からの線量分布が付加された時の総線量に対する確率分布の変化に着目した新しい最適化アプローチを検討した結果について報告する。