著者
松田 卓也 木下 篤哉
出版者
丸善
雑誌
パリティ (ISSN:09114815)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.53-55, 2003-04
著者
吉川 昌太 木下 篤 船間 汐莉 松木 明好
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.404-412, 2021 (Released:2021-08-20)
参考文献数
34

【目的】小脳性運動失調を伴う脳卒中患者2症例に対して,体重免荷トレッドミル歩行練習(以下,BWSTT)を実施し,その効果を検討した。【方法】対象は小脳性運動失調を伴う亜急性期脳卒中患者の50 歳代の女性と60 歳代の男性とした。ABA 型のシングルケースデザインを用い,それぞれ期間を10 日間ずつ設定した。A 期には四肢と体幹の協調性練習,立位でのバランス練習や平地での歩行練習を受けた。B 期にはA 期の理学療法に加えBWSTT を実施した。評価項目は最大歩行速度,歩幅,歩行率,TUG,SARA,BBS,FACT,FAC とした。【結果】2 症例ともに最大歩行速度はA1 期と比べ,B 期において有意な向上を認めた。しかし,2 症例ともにB 期ではA1 期に比べSARA(歩行,立位,踵すね試験)やBBS の変化は乏しかった。【結論】小脳性運動失調を伴う脳卒中患者におけるBWSTT は歩行能力の向上に影響を及ぼす可能性が示された。
著者
吉川 昌太 木下 篤 船間 汐莉 松木 明好
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
pp.12018, (Released:2021-06-29)
参考文献数
34

【目的】小脳性運動失調を伴う脳卒中患者2症例に対して,体重免荷トレッドミル歩行練習(以下,BWSTT)を実施し,その効果を検討した。【方法】対象は小脳性運動失調を伴う亜急性期脳卒中患者の50 歳代の女性と60 歳代の男性とした。ABA 型のシングルケースデザインを用い,それぞれ期間を10 日間ずつ設定した。A 期には四肢と体幹の協調性練習,立位でのバランス練習や平地での歩行練習を受けた。B 期にはA 期の理学療法に加えBWSTT を実施した。評価項目は最大歩行速度,歩幅,歩行率,TUG,SARA,BBS,FACT,FAC とした。【結果】2 症例ともに最大歩行速度はA1 期と比べ,B 期において有意な向上を認めた。しかし,2 症例ともにB 期ではA1 期に比べSARA(歩行,立位,踵すね試験)やBBS の変化は乏しかった。【結論】小脳性運動失調を伴う脳卒中患者におけるBWSTT は歩行能力の向上に影響を及ぼす可能性が示された。
著者
木下 篤彦 坂井 佑介 大野 亮一 田畑 三郎 川島 正照 山崎 孝成
出版者
公益社団法人 砂防学会
雑誌
砂防学会誌 (ISSN:02868385)
巻号頁・発行日
vol.65, no.5, pp.11-20, 2013-01-15 (Released:2015-08-03)
参考文献数
11
被引用文献数
8

Tree roots with an underground lateral network play a very important role in slope stability. In studies such as those by Tsukamoto(1987)and Abe(1997), the authors focused on roots that have a vertical connection between the surface soil layer and below, but they did not place much emphasis on the lateral spread of roots. Because slope failures occur in three dimensions, horizontal roots fully demonstrate their resistance against the failure. This paper aims to describe the resistance force Δ C that lateral roots provide. Two types of field investigations were made. One was the root pulling test to monitor the strength of a root pulled by a clamp. The other surveyed the lateral root distribution exposed in vertical sections excavated in the plots of Japanese cypress and cedar forests. The observed root distribution was used to calculate the resistance force Δ C. The field data show that as the distance between two trees increases, the Δ C value gets smaller. Their relationship can be described by a negative power function. It has also been proven that as the age of a tree increases so does the Δ C, but its increment gets smaller in the later stages of the tree's lifecycle. Intensive work with the field data has shown that forest thinning operations might decrease the root volume after felling and bring about an increase of Δ C that lasts for several decades. Moreover, thinning operations produce good results in slope stability when lateral roots are effectively increased. However, if the increase is insufficient, it might not contribute to slope stability.
著者
橿淵 暢夫 太田 尚子 宮沢 雅一 藤原 典雄 木下 篤 平井 義和
出版者
The Society of Cosmetic Chemists of Japan
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.290-296, 1999-09-20 (Released:2010-08-06)
参考文献数
6
被引用文献数
3 1

敏感肌はわれわれ化粧品開発にたずさわるものにとって大変重要な課題である。にもかかわらず, その実体はよくわかっていない。今回, その実体を明らかにすることを目的にいくつかの検討を行った。その内容は (1) 本人の肌意識 (自覚肌質) を形成している因子を問診をとおして明らかにすること, (2) そしてそれが年間をとおしてどのような変化をするかを明らかにすること, (3) 角質形態と自覚肌質との間に関連性があるかないかを検討することである。その結果, (1) 自覚肌質の形成には共通の体験がうかがえること, (2) 自覚肌質の分布は年間をとおして変化がないが, 個人は入れ替わっていること, (3) 角質細胞形態のなかには自覚肌質と相関のあるものがあるが, そのなかでは角質細胞面積との関連性が強く, 理論値からの乖離値との相関が最も高かった。その結果, 問診の結果と細胞面積の理論値からの乖離値を組み合わせることで自覚肌質を客観的に特徴づけることが可能となった。
著者
佐々木 賢太郎 千田 益生 木下 篤 森 剛士 築山 尚司 太田 晴之 上松 尚代 石倉 隆
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.109-114, 2006 (Released:2006-07-26)
参考文献数
19
被引用文献数
2 2

本研究は,独自に考案した徒手筋力計を用い,多発筋炎8例,皮膚筋炎1例(平均44.8歳,男性3例,女性6例)の頸屈曲,肩関節外転,および下肢伸展挙上筋力の3動作筋力を経時的に測定した。その結果,3動作の総和した筋力は,全例においてクレアチンキナーゼと相関関係を認めた。このことから,3動作の総和筋力は,個人の全身筋力として反映することができ,さらに継時的な測定結果は多発筋炎・皮膚筋炎の病勢を反映するため,急性期のリハビリテーションにおいてその評価と治療効果判定を行う上で有用であることが示唆された。