著者
藤岡 達雄 関口 守衛 高橋 早苗 広沢 弘七郎 溝口 秀昭 梶田 昭
出版者
Japan Heart Foundation
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.20, no.9, pp.1062-1071, 1988

重症心疾患で右心不全を呈している症例の中に脾機能充進による汎血球減少をきたし,このために出血,感染など生命予後に重大な影響を受ける例がある.そこで我々は,右房平均圧(RAm)15mmHg以上の高値を呈した重症心疾患患者69例について,その臨床像を検討するとともに,このうち14例の剖検例において,その肝,脾,骨髄の病理所見を観察し,肝のうっ血性線維化の程度と脾機能充進との関係についても検討を加えた.結果,対象例69例中13例(18.8%)に脾機能充進による汎血球減少を認め,全例右心不全の経過が長く,RAmは平均19.4±3.2mmHgと高値を呈した.4例に心臓手術後高度の出血傾向ならびに術後感染を認め,1例に心臓手術前に脾摘を行った.<BR>14例の剖検例の検討では,脾重量と血小板数との間に負の相関(r=-0.63)を認め,汎血球減少例は全例2009以上の脾腫を認めた.また肝のうっ血性線維化の程度と脾機能充進の有無との間には明らかな相関は認めず,右心不全による脾機能充進は必ずしもうっ血性肝硬変に続発して生じるとは限らないと考えられた.<BR>血球減少は出血傾向,感染の引き金となり生命予後に重大な影響を及ぼすため,重症心疾患の経過観察をする上で脾機能充進の有無に十分注意を向ける必要があり,また汎血球減少例の場合心臓手術前の脾摘も考慮する必要があると考えられる.
著者
金井 孝夫 梶田 昭
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.50, no.5, pp.425-425, 1980-05-25

東京女子医科大学学会第230回例会 昭和55年2月22日 東京女子医科大学本部講堂
著者
佐藤 昭人 梶田 昭 金井 孝夫
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.55, no.10, pp.1024-1024, 1985-11-25

第5回学内免疫談話会 昭和60年7月13日 東京女子医科大学中央校舎1階会議室
著者
滝沢 敬夫 滝沢 敬夫 梶田 昭 鈴来 和夫 田坂 仁正
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.43, no.10, pp.861-869, 1973-10

症例検討会 昭和48年5月11日 東京女子医科大学本部講堂
著者
梶田 昭
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, pp.502-502, 1979-05-25

東京女子医科大学学会第233回例会 昭和54年2月23日 東京女子医科大学本部講堂
著者
梶田 昭 上田 国臣
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.499-499, 1974-05-25

東京女子医科大学学会 第188回例会 昭和49年2月22日 東京女子医科大学本部講堂
著者
佐藤 昭人 森本 紳一郎 本多 忠光 豊田 充康 嶋田 誠 藤波 睦代 梶田 昭 中谷 雄三 鈴木 忠 織畑 秀夫
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.54, no.5, pp.470-470, 1984-05-25

東京女子医科大学学会第257回例会 昭和59年2月17日 東京女子医科大学第二臨床講堂