著者
渡辺 治雄
出版者
山形県立米沢女子短期大学
雑誌
山形県立米沢女子短期大学紀要 = Bulletin of Yonezawa Women's College of Yamagata Prefecture
巻号頁・発行日
no.36, pp.9-19, 2001-12-28

Die mittelalterliche Konige des Deutschlands hatten keine Hauptstadt wie die moderne Staaten and reisten von Pfalzen zu Pfalzen im ihren Reiche um. Diese Umreise der Konige stellte die Grundstruktur des mittelalterlichen Staates dar, der nicht der Flachenstaat wie der moderne Staat sondern der Personenverbandsstaat ist. Dieser Aufsatz beschreibt den Wert von der Annalen (chronicon) and der Konigsprivilegien (dilomata) als Geschichtsquelle fur das Studium uber die koniglichen Umreise and die sognannte Konigsstraβe. Der Objekt deieses Aufsatzes ist die Heraushebung der Inifiative von der Konige fur die Erhaltung and Verwaltung der Konigsstraβe im hohen Mittelalter, wenn das Lehnswesen uber die ganzen Lander sich verbreitete. Schlusselworter : Reisekonigtum, Pfalz, Konigsstraβe, Annalen, Konigsprivileg, Ronkalische Gesetzgebung
著者
久高 潤 堀川 和美 瓜生 佳世 松雪 星子 緒方 喜久代 河野 喜美子 山口 仁孝 山崎 省吾 渡辺 治雄 岩永 正明
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.79, no.11, pp.864-870, 2005-11-20 (Released:2011-02-07)
参考文献数
19
被引用文献数
5 7

食中毒及び感染性胃腸炎の潜伏時間と下痢, 嘔吐, 発熱, 腹痛, 頭痛等の臨床症状を集計し検討した.特に発生頻度の高い10病原体 (Norovirus, Salmonella, Vibrio Parahaemolyticus, Campylobacter jejuni, Clostridium perfringens, 腸管出血性大腸菌 (STEC), 腸管毒素原性大腸 (ETEC), Shigella sonnei/flex-neri (Shigella), Staphylococcus aureus, 嘔吐型Bacillus cereus) について解析を行った. 対象としたのは2000年1月から2004年12月までに九州10地区の衛生研究所管内で発生した646症例である. 調査の結果, 平均潜伏時間が最も短かったのはB. cereus (0.8h) 次いでS. aureus (3.3h), C.perfringens (10.7h) とV. parahaemolyticus (164h) であった. なかでもS. aurcusおよびB. cereusは6時間以内にV. para-haemolyticus, C. perfringensは24時問以内にほぼ全例が発症していた. 血便を示す例はSTECとShig-ella以外では殆ど見られなかった. 嘔吐の発現は高頻度群と低頻度群にはっきりと区別され, 高頻度群としてはS.aureusとB. cereusで, ほぼ全症例に見られNorovirusの71.5%, V.parahaemolyticusの56.1%が続いた. 低頻度群では最高でもC. perfringensの22.0%でありETEC, STECは5%前後であった. O157STECとO157以外のSTEC株を比較すると血便・腹痛・嘔吐では有意にO157に差が見られた (P-値0.01以下).今回の調査で各病原体による臨床症状の発現頻度を具体的な数値として示すことができたほか, 潜伏時間, 血便, 嘔吐, 発熱の4項目では病原体別に特徴的な発現頻度を有する事が判明した. 今回の結果は医療機関を受診するまでもない軽症者から入院を要した重症者, また輻広い年代が含まれることから, 保健所や衛生研究所が集団食中毒等の原因調査を行う際の有用な資料になると思われた.
著者
渡辺 治雄
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.88, no.11, pp.2141-2146, 1999-11-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
5

ペストは感染症新法では, 1類感染症に分類されている.我が国においては,昭和元年以来ペストの発生がみられていないが,世界には依然として多くのペスト病巣窟が存在している.万が一ペストが我が国に侵入してきた場合の,迅速なる診断,治療体制を日頃から整備しておくことが,危機管理的側面からも重要である. PCR法を含めたDNA診断法およびマウスモデル系における新規抗菌薬による治療実験等のデータを含め,ペストに対する診断・治療について概説する.
著者
渡辺 治雄
出版者
山形県立米沢女子短期大学
雑誌
山形県立米沢女子短期大学紀要 (ISSN:02880725)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.9-19, 2001-12-28

Die mittelalterliche Konige des Deutschlands hatten keine Hauptstadt wie die moderne Staaten and reisten von Pfalzen zu Pfalzen im ihren Reiche um. Diese Umreise der Konige stellte die Grundstruktur des mittelalterlichen Staates dar, der nicht der Flachenstaat wie der moderne Staat sondern der Personenverbandsstaat ist. Dieser Aufsatz beschreibt den Wert von der Annalen (chronicon) and der Konigsprivilegien (dilomata) als Geschichtsquelle fur das Studium uber die koniglichen Umreise and die sognannte Konigsstraβe. Der Objekt deieses Aufsatzes ist die Heraushebung der Inifiative von der Konige fur die Erhaltung and Verwaltung der Konigsstraβe im hohen Mittelalter, wenn das Lehnswesen uber die ganzen Lander sich verbreitete. Schlusselworter : Reisekonigtum, Pfalz, Konigsstraβe, Annalen, Konigsprivileg, Ronkalische Gesetzgebung
著者
岡崎 則男 鈴木 理恵子 佐多 辰 大沢 朗 渡辺 祐子 山井 志朗 和田 昭仁 渡辺 治雄
出版者
JAPANESE SOCIETY FOR BACTERIOLOGY
雑誌
日本細菌学雑誌 (ISSN:00214930)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.505-511, 1997-04-25
被引用文献数
11 4

ベロ毒素産生性大腸菌 (VTEC) O157の増菌培養法につき, VTEC O157分離株を供試して検討した。トリプティケースソイブロス (TSB) において, 供試した5株のVTEC O157は培養温度 (36°C, 42°C) に係わらず旺盛な増殖を示したが, TSBにセフィキシム (CFIX), 亜テルル酸カリウム (PT) およびバンコマイシンを添加したTSB-CTVにおいては36°Cの培養で1株, 42°Cでは4株の増殖が阻止された。mECにノボビオシン (NB) を添加したmEC-NBの36°Cにおける培養では, 1株の増殖が8時間まで抑制されたものの, 24時間後の増殖は5株共に良好であった。しかし, 42°Cで培養すると, 5株中3株の増殖が阻止された。VTEC O157分離株90株のCFIX, PTおよびNBに対する感受性値 (MIC; μg/ml) は全てこれらの薬剤の培地添加濃度以上に分布した。このように, mEC-NBおよびTSB-CTVにおけるVTEC O157の増殖には培養温度が強く影響し, 42°Cでは著しい増殖阻害が認められた。従って, これらの培地は36°Cで使用するのがより適切であり, 特に, mEC-NBを42°Cで使用する現行の培養法には問題があると考えられた。また, これらの選択増菌培地に加えて, TSB等の非選択増菌培地を併用するのが好ましいと考えられた。
著者
吉川 昌之介 山本 達男 寺脇 良郎 笹川 千尋 江崎 孝行 檀原 宏文 渡辺 治雄 岡村 登 橋本 一 吉村 文信
出版者
東京大学
雑誌
総合研究(A)
巻号頁・発行日
1987

組換えDNA実験技術を始めとする分子生物学的、分子遺伝学的技術を病原細菌の病原性の解析に応用することを目的としてこの総合研究班を結成し、3年間補助金を受けた。研究分担者総数21名という大規模な班員構成からなり、各分担者の対象とする菌種も多岐にわたり、ビルレンス遺伝子の存在部位も染色体性、プラスミド性、およびバクテリオファ-ジ性と異るため各分担者の研究達成の難易度には著しい差があった。組換え体の選択方法、汎用される宿主・ベクタ-系でクロ-ン化できるか否か、EK系を用いることができるか否か、仮にクロ-ン化できたとしてそれが完全に形質発現するかなどにも大きな差があった。この壁を乗り切るためにベクタ-系を開発するところから始めたり、新たに宿主に特殊の変異を生じさせたり、遺伝子導入のために特殊の方法を採用したり多くの試行錯誤が行われた。幸に長時間にわたる班会議の議論を通じてこれら問題点の克服の方法が模索され、解決のための示唆が与えられた結果、各分担者それぞれがほぼ所期の目的を達した。セラチアの線毛、サルモネラの病原性、赤痢菌の病原性、大腸菌の表層構造、赤痢菌の抗原、らい菌の抗原、バクテロイデスの病原性、とくに線毛、腸管感染病原菌の粘着因子、コレラ菌の溶血毒、ナグビブリオの溶血毒、腸炎ビブリオの溶血毒、緑膿菌のサイトトキシン、Pseudomonas cepaciaの溶血毒などにつき、その遺伝子の存在様式、遺伝的構造、塩基配列の決定、形質発現の調節機構、前駆体物質のプロセツシング機構などを明らかにし、その病原的意義の解明に一定の知見を得ることができた。これらは多くの原著論文の他、シンポジウム、講演、研究会、総説などに発表したが、各分担者それぞれにより深く研究を堀り下げ、より完全な形で完成するべく努力を続けることになろう。ともあれ本邦のこの領域の発展に大いに寄与したことは間違いないと思う。