著者
石川 陽一郎 巳波 敏郎
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
工業化学雑誌 (ISSN:00232734)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.277-279, 1960-02-05 (Released:2011-09-02)
参考文献数
8
被引用文献数
1

アルカリ溶液中でのメチルエチルケトンとホルムアルデヒドの反応を動力学的に研究するため,メチルエチルケトンに対するホルムアルデヒドの第1段,ならびに第2段付加反応の速度定数をそれぞれ測定し,後者が前者よりも約4倍の大きさをもつことをあきらかにした。その結果反応生成物の中でもっとも重要なβ-メチル-γ-ケトブタノールを収量よく得るためにはホルムアルデヒドに対し, 大過剰のメチルエチルケトンを使用することによってジメチロール化合物の生成をおさえることが必要であることがわかった。
著者
安斎 碕 吉橋 和江 成川 雅史 廣瀬 英晴 石川 陽一 赤司 幸勇 西山 實
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
歯科材料・器械. Special issue, 日本歯科理工学会学術講演会講演集 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.13, no.24, pp.120-121, 1994-09-05

ホスファゼンオリゴマー(ポリホスファゼンリニアーモノマー)の合成と合成したオリゴマーをシクロホスファゼンモノマーに配合し, 光重合した場合の重合体の性質について検討した.合成したオリゴマーの分子量は, 6500および8000であった.オリゴマー2種を10〜30wt%シクロホスファゼンモノマー[4PN(TF)_2(EMA)_6]に配合して, 光重合した場合, 機械的性質が良好であった配合量は, いずれも20wt%であった.