著者
高橋 英海 桑原 尚子 近藤 洋平 辻上 奈美江 菊地 達也 三代川 寛子
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究では、中東・北アフリカのイスラーム地域における少数派・弱者を取り上げ、その過去と現状について3年の期間をかけて調査を行った。具体的には、少数派・弱者を(1)「イスラーム圏における少数派としてのキリスト教およびその他の宗教」、(2)「イスラーム圏における伝統的弱者としての女性」、(3)「イスラーム世界における異端」という3つの研究課題に分け、それぞれの課題について調査を行い、思想史的および社会学的手法を用いて考察した。
著者
中島 敬二 上田 貴志 植田 美那子 望月 敦史 近藤 洋平 稲見 昌彦 遠藤 求 深城 英弘 河内 孝之 小田 祥久 塚谷 裕一
出版者
奈良先端科学技術大学院大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2019-06-28

植物は一生を通じて器官や組織を作り続けながら成長する。このような特性に起因して、植物の形態には固有の周期性が現れる。植物の周期形態は遺伝的プログラムや環境変化といった、内的・外的因子により変化し、植物はこれを積極的に利用することで、器官のかたちや細胞の機能を変化させる。植物の形態や成長に現われるこのような「可塑的な周期性」は、植物個体の内部に潜在する未知の周期性とその変調に起因すると考えられるが、周期の実体やそれが形態へ現れる仕組みは不明である。本新学術領域では、植物科学者・情報科学者・理論生物学者が密接に連携して共同研究を展開し、周期と変調の視点から植物の発生原理を解明する。
著者
近藤 洋平
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.85, no.1, pp.51-74, 2011-06-30 (Released:2017-07-14)

本稿では、イスラームの初期東方イバード派における人間の宗教的分類と、同分類で用いられる忘恩・偽信概念の役割及び両概念の関係を、同派の学者による書簡や神学書を用いて考察した。クルアーン、ハディースにおける用法を確認した後で、東方イバード派は、二/八世紀には偽信者を多神教徒から区別する作業を行い、人間の分類に際しては一神教と多神教、また現世と来世という二重の基準が使われていたこと、偽信は大罪や義務行為の不履行という行為と関連づけられた一方、忘恩は、啓典クルアーンの解釈の誤りという知的営みを意味に含めて展開されたことを明らかにした。そしてこれらを踏まえ、一部の研究者が主張する、同概念が同義であることについて、両概念は互いに密接に関わり、重なり合う部分が多いものの、少なくとも初期の時期に、両概念が同義であったと考えられていたと断じることは難しいと結論付けた。
著者
杉田 有治 近藤 洋平
出版者
独立行政法人理化学研究所
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2003

生体膜を隔てたイオンやタンパク質の物質輸送を行う膜輸送タンパク質の立体構造を用いた分子動力学計算を行うことにより膜タンパク質の構造変化と物質輸送機構の関係を明らかにした。ターゲットとして、カルシウムイオンポンプ、その機能を制御するフォスフォランバン、タンパク質輸送を行うSecトランスロコンを選び、脂質二重膜と溶媒を露わに含む全原子分子動力学計算を実施することにより、膜インターフェイスにおけるSoftな相互作用がこれらのタンパク質の機能に果たす役割を明らかにすることができた。