文献一覧: 鈴木隆芳 (著者)

10 0 0 0 OA 言語学はなにを得て、なにを失ったのか

著者: 鈴木隆芳
出版者: 跡見学園女子大学
雑誌: 跡見学園女子大学文学部紀要 (ISSN:13481444)
巻号頁・発行日: vol.44, pp.9-28, 2010-03-15

「言葉とは何か」と問われて、返答に窮して黙りこくってしまう人はそういない。この種の問題については、だれもが自分流の切り口を持っているものだ。だがそんな時、突然、「あなたが今話しているのは、それは言葉そのもののことではありませんね。」と言われたらどうだろう。はっとして振り返ると、自分の言っていたことがなにも言葉に限った話しではないことに気づく。言葉と同じ用途、性質、役割をもったものなど他にいくらでもあるものだと思い至る。言語学が得意としてきたのは実はこうした譬え話である。「言葉のように見えて、ほんとうは言葉でないもの」は「言葉そのもの」よりもよっぽど扱うに易しいからである。ここでは、こうした「言葉のように見えるもの」が、言語学にもたらした功罪を考える。なぜなら、それは言語学にとって毒にも薬にもなってきたからである。

https://ci.nii.ac.jp/naid/110007558427

7 0 0 0 OA エマニュエル・トッドの方法論的変遷 --石崎晴己氏へのインタヴュー(1/2)

著者: 鈴木隆芳
出版者: 大阪経大学会
雑誌: 大阪経大論集 (ISSN:04747909)
巻号頁・発行日: vol.74, no.3, pp.105-116, 2023-09-15 (Released:2023-09-30)

2023-10-28 09:57:38
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5 0 0 0 OA 言語の実在とはなにか:アナグラム研究に至るソシュールの思考の同質性

著者: 鈴木隆芳
出版者: 跡見学園女子大学
雑誌: 跡見学園女子大学文学部紀要 (ISSN:13481444)
巻号頁・発行日: vol.42, no.1, pp.67-86, 2009-03-15

ソシュールが晩年アナグラム研究と呼ばれる思索に耽ったことは良く知られている。また、彼がそこでやっていたことについても、多くが、それ以前のソシュールとはまったく別人の営為を見ることでほぼ一致している。本稿は、それとは反対のことを試みようと思う。つまり、ソシュールのアナグラム研究を、その挫折までも含めて、彼の思索の持続の中に置いてみようと思う。

https://ci.nii.ac.jp/naid/110007343542

2 0 0 0 OA 第5回講演ワインはなぜわかりにくいのか --ワインを表す言葉たち--

著者: 鈴木隆芳
出版者: 大阪経大学会
雑誌: 大阪経大論集 (ISSN:04747909)
巻号頁・発行日: vol.73, no.6, pp.123-139, 2023-03-15 (Released:2023-04-06)

2023-05-08 21:30:23
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2 0 0 0 OA ワイン階級ヴィネラルキー Ⅰ --ワインの社会言語学--

著者: 鈴木隆芳
出版者: 大阪経大学会
雑誌: 大阪経大論集 (ISSN:04747909)
巻号頁・発行日: vol.70, no.6, pp.41, 2019 (Released:2020-04-04)

2021-10-29 21:20:53
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2 0 0 0 OA 言語学はなにを得て、なにを失ったのか

著者: 鈴木隆芳
出版者: 跡見学園女子大学
雑誌: 跡見学園女子大学文学部紀要 = JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF LITERATURE (ISSN:13481444)
巻号頁・発行日: no.44, pp.9-28, 2010-03

「言葉とは何か」と問われて、返答に窮して黙りこくってしまう人はそういない。この種の問題については、だれもが自分流の切り口を持っているものだ。だがそんな時、突然、「あなたが今話しているのは、それは言葉そのもののことではありませんね。」と言われたらどうだろう。はっとして振り返ると、自分の言っていたことがなにも言葉に限った話しではないことに気づく。言葉と同じ用途、性質、役割をもったものなど他にいくらでもあるものだと思い至る。\n 言語学が得意としてきたのは実はこうした譬え話である。「言葉のように見えて、ほんとうは言葉でないもの」は「言葉そのもの」よりもよっぽど扱うに易しいからである。\n ここでは、こうした「言葉のように見えるもの」が、言語学にもたらした功罪を考える。なぜなら、それは言語学にとって毒にも薬にもなってきたからである。

2021-10-08 21:27:42
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http://id.nii.ac.jp/1612/00000621/

1 0 0 0 OA 言語の実在についてソシュールはどう考えたか : ソシュールのアナグラム研究の意義

著者: 鈴木隆芳
出版者: 日本フランス語フランス文学会関西支部
雑誌: 関西フランス語フランス文学 (ISSN:24331864)
巻号頁・発行日: vol.20, pp.39-50, 2014-03-31 (Released:2017-07-14)

Dans les etudes dites des Anagrammes, Saussure commence par traiter l'alliteration du vers saturnien. Il attribue a ce phenomene de repetition des elements phoniques un statut etendu et il tente de reinterpreter cette metrique pour decouvrir la regle implicite que respectent les versificateurs indoeuropeens. Saussure se consacre bientot a la recherche de l'unite sous-jacente (le mot-theme) dans le discours poetique. Ce travail a pour but de demontrer le fait que le poete compose un vers en y melant les syllabes de noms propres. C'est la que les lecteurs de Saussure decouvrent de nouveaux horizons: ils ont l'impression qu'il essaie d'expliquer la genese du discours, question qui n'est jamais posee dans sa linguistique generale. Mais pourquoi cette tentative a-t-elle echoue? Nous envisagerons la signification de cette quete interrompue en nous referant aussi bien aux ecrits sur les Anagrammes qu'a ceux sur la realite de la langue.