著者
中山 泰一 中野 由章 角田 博保 久野 靖 鈴木 貢 和田 勉 萩谷 昌己 筧 捷彦
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2015-CE-131, no.11, pp.1-9, 2015-10-03

本論文では,高等学校情報科の教科担任の現状を明らかにするため,都道府県教育委員会における臨時免許状の授与と,免許外教科担任の許可の状況を調査した.その調査結果を報告するとともに,わが国の情報教育のありかたについて考察する.
著者
堀江 郁美
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.18, pp.1-8, 2014-03-07

獨協大学経済学部 2 年生のゼミにおいて全員が参加するプロジェクトとして,サンドボックス型の世界が自由に作成できるゲーム Minecraft を用い,仮想の 3D 獨協大学キャンパスを制作した.これは,オープンキャンパスなどで実際に獨協大学に足を運ばなくても,ネット上で簡単に大学のキャンパスを疑似体験して貰うことを想定している.このプロジェクトは,第一回獨協大学経済学部プレゼンテーションコンテストでアイデア賞を頂き,高い評価を得ることができた.また,学生も積極的にゼミに参加するようになった.そこで,このプロジェクトに参加した結果を,学生にアンケートを取り,Minecraft の利用がコンピュータの苦手意識に影響したかや,今後のゼミ活動でのモチベーションにどの様に影響したかを調査した.この調査結果を報告する.All the second-year students of a seminar in the Department of Economics at Dokkyo University had constructed collaboratively a 3D virtual campus of Dokkyo University by using Minecraft, which is a kind of computer game and supports the creation of any sandbox-style worlds. The purpose of this project is to provide virtual experience in the university campus for anybody only by Internet access even if they can not actually visit at Dokkyo University on any campus open days. This project was highly appreciated and received the Good Idea Award in the first presentation competition in the Department of Economics at Dokkyo University. In addition, many student members had joined in the seminar more actively after this project. Then, we investigated the influence of their participation in this project by a questionnaire survey for the students, such as the effects on the negative feelings about computers by using Minecraft and those on the motivation for the future activities in the seminar. This paper reports the results of this investigation.
著者
山根 信二
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2021-CE-159, no.30, pp.1-5, 2021-03-06

デジタルゲームは学問の対象となり,世界各地の先進校がゲームの知識体系を研究し学ぶ学位プログラムを推進してきた.この国際動向の中で日本はゲーム産業と高等教育機関との産学連携教育プログラムが立ち遅れてきたが,2020 年にゲーム・CG を学ぶ初の専門職大学がスタートした.本研究では,日本国内では稀少な体系的なゲームの学位プログラムをスタートした東京国際工科専門職大学のデジタルエンタテインメント学科における初年次教育の取り組みから,特に専門用語(ジャーゴン)の問題について報告する.日本のゲーム産業では歴史的経緯から企業ごとに異なる社内開発用語を使ってきた.そこで本研究は,専門職大学での教育実践を通じて,複数のバックグラウンドを持つ企業出身者の観点をもとに企業間の違いを検討し,各企業文化が対応可能な高度なゲーム教育プログラムのための用語集の作成に着手した.さらに,海外で定着した大学教科書を日本語での高等教育現場へ導入したことで,グローバルな開発用語との相互運用性をふまえた用語集の取り組みが必要となった.
著者
遠山 紗矢香
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2018-CE-144, no.2, pp.1-8, 2018-03-10

本研究では ICT を用いた音楽的な創作活動とプログラミング活動との類似性に着目した.児童が目指すイメージに向かって楽曲を構成していく仮説検証的な過程を,音楽におけるプログラミング的な創作活動として捉えた.本研究の目的は,音楽における協調的な創作活動を設計し,その活動によって子どもたちの自己肯定感がいかに変化するかを検討することであった.児童 20 名に対して,Scratch およびボーカロイド教育版を用いたのべ 3 時間の副旋律を作成するワークショップを実施した.その結果,児童が作成した副旋律は事前よりも事後で向上したものが多かったが,児童の自己肯定感の向上傾向には児童間でちがいが見られた.
著者
伊藤 一成 阿部 和広 新目 真紀
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE)
巻号頁・発行日
vol.2012-CE-116, no.14, pp.1-7, 2012-10-06

青山学院大学社会情報学部では,大学1年生を対象としたプログラミング導入教育を行っている.大学の情報科目は,他の科目に比べ学生のバックグラウンドの個人差が大きい.この問題を解決するため相互学習に着目した.相互学習を行うためには,異なるバックグラウドの学生の発想を引き出すことが重要になる.また学習者が出来るだけ早い段階で,世代や組織の枠を超えた他の学習者に対する教授者になれるような仕組みを構築するのが重要と考えている.本稿では,Scratch,センサーボード,LEGOを組み合わせた本学部の実践について報告する.
著者
古積 拓見 稲谷 壮一郎 蔡 文杰 中川 正樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.14, pp.1-7, 2014-03-07

文字を正しくきれいに書くためには筆順やとめと払い,はねなどの字形を評価する必要がある.現在,字形を評価する漢字学習システムがいくつか開発されてきた.しかし,既存のシステムでは,きれいな字を書くことを主目的としているものが多く,筆順間違いの学習者への指導や,とめと払いの評価を行うものは少ない.そこで,本稿ではこれらの評価を可能にし,評価項目に重みを付けることでユーザのレベルに合わせた指導を行うシステムを開発する.
著者
朱 心茹
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2016-CE-135, no.4, pp.1-9, 2016-06-25

発達性ディスレクシアに対する支援には様々なものがある.欧米ではディスレクシアに特化した書体が開発されており,それらの書体がディスレクシアの人々にとってより読みやすいことが示されている.日本においても,書体がディスレクシアの人々の読みに影響を与えることが明らかになったが,ディスレクシアに特化した書体は制作されていない.本研究は,ディスレクシアに特化した和文書体をデザインするため,ディスレクシアに特化した欧文書体の読みやすさに関する特徴を整理することを目的とする.研究対象に選定した 3 つのディスレクシア書体と 6 つの一般書体に対する数値的な計測と視覚的な分析を通してディスレクシアに特化した欧文書体の可読性に関する特徴と視認性に関する特徴を抽出した.
著者
角田 博保 赤池 英夫 赤澤 紀子 中山 泰一
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2023-CE-172, no.13, pp.1-6, 2023-11-25

高等学校の共通教科情報科は 2022 年度よりすべての高校生が必履修科目の「情報 I」を履修することとなり,2025 年度入試から「情報 I」が大学入学共通テストで出題されることとなった.また,各大学の個別入試においても入試科目に「情報」を設置した大学が増えている.大学入学試験として「情報」を出題するためには,出題する大学側と,受験する高等学校側で,出題内容や範囲,用語などの共通な知識体系が必要であるが,情報科は他の教科に比べて歴史が浅く知識体系は十分に確立されていない.そこで,本研究では,用語ベースで情報科の知識体系を明確化することを目指す.情報科の検定済教科書全冊を対象として,索引に現れる用語を元に,用語の集計,分類,用語間の関係の設定,用語の学習レベルの設定を行っている.また,得られた用語情報を管理するための知識体系管理システムを開発する計画である.発表では,現状での研究の進行状況を述べ,今後の方向性について検討する.
著者
脇阪 昇榮 中谷 多哉子 村上 祐子 辰己 丈夫
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2015-CE-131, no.7, pp.1-8, 2015-10-03

中高生に情報に関する授業を行う目的として,論理的思考力を習得させることは極めて重要である.論理的思考を鍛える一つの題材として,総てのコンピュータの元となった万能チューリング機械をとりあげてみた.万能チューリング機械の振る舞いは難解であるが,筆者オリジナルの表記法にもとづき,できるだけわかりやすい形で示した.
著者
山石 忠弘 林 敏浩 垂水 浩幸
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE)
巻号頁・発行日
vol.2010-CE-107, no.12, pp.1-5, 2010-11-13

プログラミング教育において,座学でプログラムの知識を身に付けた学習者が,ソースプログラムを正しく読み取れないことがある.原因として,プログラムが動く仕組み理解できていないので,プログラム処理がわからないと考える.本研究では,プログラム処理がわからない学習者に対して,踊りによるプログラム処理の可視化を行うことで,プログラム処理の理解支援を行う.
著者
一上 さおり 辰己 丈夫
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2020-CE-155, no.2, pp.1-9, 2020-05-30

スマートフォンの普及により子ども達は低年齢からインターネットにいつでも繋がることができる状況にある.報告者らは IAT(Internet Addiction Test)をもとに SNS とゲームに特化した SGAT(SNS Game Addiction Test)を作成し,テストを行うことで自身の SNS やゲームのしすぎを自覚させることができるかを調査した.本報告ではその調査概要の報告と,香川県で 2020 年 3 月に制定された「ネット・ゲーム依存症対策条例」に対するパブリックコメントやネットを中心とした批判について考察する.
著者
岡本 雄樹 辰己 丈夫
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2019-CE-151, no.3, pp.1-5, 2019-09-28

JavaScript は教科 「情報」 の教科書でも採用されており,教育現場での実績が豊富な言語である.文部科学省が 2019 年 5 月に一時的に公開した教員研修資料でも掲載が決まっているが,プログラミング部分は Python のみが先行公開され,JavaScript による研修教材の公開は延びている.研修教材の公開が更に遅れたり,万が一不十分な形で公開されたりした場合,既に JavaScript 言語でプログラミング教育を行っている学校や地域は不利益を被ってしまう.そこで,研修資料をJavaScript 言語で実施する上でのサンプルコード作成や課題と解決方法などを検討して論じたい.
著者
山根 信二
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2021-CE-158, no.6, pp.1-6, 2021-02-06

世界保健機構 (WHO) は ICD-11 (「疾病及び関連保健問題の国際統計分類」第 11 回改訂版) において,新たに gaming disorder (ゲーミング障害, ゲーム障害) の分類基準を収載した.この国際統計分類の発効を前にして,大きな波及効果が起きている.海外では新たな論争が起き,国内でも,香川県議会の「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」は全国的な注目を集めるとともにゲームの効用をめぐる社会的な分断が明らかになった.本発表では,まずゲーミング障害をめぐる分断の背景を明らかにする.次にゲーム開発を地域の教育目的に活用する立場から,香川県条例のパブリックコメント期間中に開催されたゲーム開発イベント「Global Game Jam 2020 Setouchi in Kagawa」における準備と,そこで得られた学びについて報告する.
著者
新 清士 金子 晃介 松井 悠 三上 浩司 長久 勝 中林 寿文 小野 憲史 山根 信二
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE)
巻号頁・発行日
vol.2012-CE-114, no.18, pp.1-6, 2012-03-09

ゲーム開発を教育に取り入れる近年の試みにおいて,本発表では「ゲームジャム」型の協働ゲーム開発に注目する.これまで分散会場を結んだゲームジャム型の協働ゲーム開発は主に国際組織や政府機関によって主導されてきたが,発表者は地域の社会的な文脈に根ざした草の根の同時多発型協働ゲーム開発イベントを実施した.本発表ではこの2011年8月に実施された「福島GameJam in南相馬」の試みについて報告を行い,「ゲームジャム」の可能性について考察する.
著者
嘉田 勝 会沢 成彦 西村 治道 藤本 典幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.15, pp.171-178, 2009-02-20
被引用文献数
3

大学祭での一般来場者向け学術企画の一環として,体験型の情報科学教育手法 「コンピュータサイエンスアンプラグド」 の学習活動を来場者が体験できる展示企画を実施した。会場内に複数の学習活動空間を設け,多様な来場者をガイドが都度案内する博物館型展示としたため,一斉授業とは異なるさまざまな工夫を施した。本発表では,今回の実践をふまえ,コンピュータサイエンスアンプラグドの博物館型展示の可能性と課題を考察する。As an attraction in a university campus festival, we held a scientific exhibition based on Computer Science Unplugged for general visitors. Unlike a class in a school, we had to guide various visitors of all ages, who arrived by twos and threes. To enable this, we set up stages of various activities in the classroom in parallel, and we offered each group of visitors suitable selection of activities. On the outcome of this practice, we investigate possibilities of such kind of exhibition based on CS Unplugged.
著者
福山 裕輝 舩曵 信生 中西 透 天野 憲樹
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.21, pp.1-8, 2010-02-27
被引用文献数
3

本グループでは,これまで Java プログラミング教育における学生の学習支援,教員の負担軽減を目的として,テスト駆動型開発手法による,その支援システムを提案している.本システムでは,教員は,まず課題に対する模範解答コードとテストコードを登録する.次に学生は,テストコードを仕様書として解答コードを作成・提出する.その上でシステムがその自動検証を行う.本稿では,学生のソフトウェアテストに関する知識を深め,正しいコード仕様作成のための教育支援を目的として,学生によるテストコードの作成・提出を可能とするシステムの拡張を行う.併せて,本システムの実用性を高めるため,複数の講義科目での利用,セキュアなプログラムテスト環境の構築も行う.後者は,学生の不完全なコードが及ぼすシステムへの悪影響の抑制を狙いとしている.学生 25 名による評価実験により,本システムの有効性を示す.Based on the test-driven development (TDD) method, we have developed a Web-based Java programming education support system to help learning activities of Java programming by students and to reduce loads by teachers. Using a software tool for the TDD method called JUnit, this system can verify the source codes made by students automatically after the teacher register the correct source code and the test code for the assignment. However, this system has three drawbacks. The first drawback is that it can be used at only one class. The second one is that it may not work properly if students submit codes containing errors and incorrect procedures. The third one is that it does not allow students to make test codes, although the programming of test codes can help the understanding of software tests and software designs. In this study, we expand this Java programming education support system so that it can solve the three drawbacks. Particularly, for the last expansion, it asks teachers to register the code specification in the assignment in addition to the correct code and the test code. Through experiments to 25 students, we verify the effectiveness of our proposal.
著者
稲垣 卓弥 阿部 和広 山崎 謙介 横川 耕二
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.15, pp.57-63, 2009-02-20
被引用文献数
2

近年,Squeak eToys は論理的な思考と問題解決能力を育むことを目的とした教育に用いられてきた子どもが直感的にプログラミングを学ぶことができる Squeak eToys は,多くのワークショップや教育現場などで利用され,全国的な広がりを見せている。しかし, Squeak eToys を学校教育の救科の単元に導入するには教員にもある程度のプログラミング技術が要求される.そこで,本研究ではスクリプティング不要で簡単に作れる 「教具」 としての Squeak eToys の使い方を提案する.In recent years, Squeak eToys has been used for education aimed at bringing up logical thinking skill and problem solving. The Squeak eToys by which children can learn program ming is used in many workshops of educational fields. It requires, however, school teacher programming skills to introduce Squeak eToys into subject of the school education. In this paper, we suggest the Squeak eToys as a teaching tool may give a more effective environment than ever.
著者
吉田 葵 伊藤 一成 阿部 和広
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2016-CE-134, no.12, pp.1-10, 2016-02-27

青山学院大学では,2015 年前期 (4 月から 8 月) に,社会情報学部 1 年次必修科目として 「社会情報体験演習」 を開講した.この授業科目の目的は,構築主義を背景としたフィジカル・コンピューティングを通して,プログラミングの知識や技術を身に付けるだけでなく,主体的に学ぶ姿勢を身につけることである.授業では 「(教師は) 教えない」 を合言葉とし主体的に学ぶことを促した.また,学生の興味を惹き,アイデアを引き出せるよう,センサーボードをはじめとした様々なアイテムを提示し,自らのアイデアを形にするという体験を提供した.本稿では,授業設計について報告するとともに,履修学生に対するアンケート結果及び成果物から,技術の習得及び学ぶことに対する意識の変容について考察する.
著者
加藤 利康 石川 孝
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.2, pp.1-8, 2013-06-29

多数の学生が個々に PC を使うプログラミング演習の授業を支援するプログラミング演習支援システムでは,演習の課題に対する学生の作業進度や学生が抱える多様な問題などの学習状況を教員がリアルタイムに把握することが課題となっている.本論文は,ネットワーク環境のある教室での授業支援を目的としたプログラミング演習支援システムにおいて,課題の解答開始から提出までの作業ごとのクラス全体の学習状況と個別学生の学習状況に関する情報を教員にリアルタイムに提供する学習状況把握機能を提案する.この提案機能は,クラス全体の作業進度と作業履歴,コンパイルエラー分類,作業進度の遅れ情報を提供する.実際の授業においてプロトタイプシステムを用いて提案機能の有効性を評価した結果,授業中の教員の指導内容の約半数が学習状況把握機能の利用に起因しており,作業進度に合わせた指導を行なっていることから,提案機能はプログラミング演習におけるリアルタイム学習状況把握に有効である.That in programming practicum support system, teachers are real-time visibility into the status of student learning and work progress to the problem of exercises is an issue. In this paper, propose a learning condition ascertainment functions provided to teachers to real-time information about the work of individual students and work of the whole class. This proposal function provides a delay information work progress of the whole class, work history, compile error classification, the work progress. The results of the evaluation experiment of effectiveness, about half of the teaching content is due to the use of learning condition ascertainment function in an actual class. In addition, the proposed functions is effective in real-time condition ascertainment in learning programming exercises from the fact that teachers are teaching to fit the work progress.
著者
庄 ゆかり 塚本 絢子
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.1, pp.1-6, 2009-12-04

図書館がリテラシー教育の授業を実施するにあたっては,授業担当者ごとの指導方法の差違,学生の学習意欲不足,授業内容と効果の評価不足など様々な課題がある.このたび広島大学図書館では,情報メディア教育研究センターとの連携授業 「情報活用基礎」 に WebCT を用いた e-Learning を導入し,いくつかの課題解決を試みたので報告する.Library tutorials have been facing a variety of challenges such as different instruction styles and skills of each librarian who takes a role of instructor for classes, needs for students' motivation about the topic and a lack of good evaluation of the tutorial contents and its efficacy. This is a report of an attempt to get over some challenges by employment of e-Learning tool, WebCT, to library literacy classes in the subject of information literacy "Elements of Information Literacy", conducted by Hiroshima University Library in cooperation with Information Media Center of Hiroshima University.