著者
田村 秀行
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.2, pp.455-456, 1997-03-06
被引用文献数
3

現実世界と仮想世界を融合させる「複合現実感」(Mixed Reality; MR) 技術に関する研究プロジェクトが平成8年度に発足した. 基盤技術研究促進センターの出資事業「複合現実感システムに関する試験研究」に対して, (株)MRシステム研究所 (1997年1月設立, 本社:横浜市) が研究開発主体となり, 東京大学・筑波大学・北海道大学との共同研究体制で平成12年度 (2001年3月) までこのプロジェクトを推進する. 本稿では, その目標と研究テーマの概略を紹介する.
著者
和氣 加奈子 田中 利幸 多氣 昌生 川澄 正史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, 1997-03-06

磁気閃光現象は、低周波磁界に頭部をさらすことにより閃光が知覚される現象であり、再現性のある低周波磁界の生体作用の中で最も弱い磁界で生じる現象のひとつである。磁気閃光現象は誘導電流による網膜への刺激作用だと言われている。そのため磁気閃光現象は、磁界の神経や筋への刺激作用の機構を検討するための例として用いられることがある。しかし実際は、磁気閃光現象の機構はまだ解明されていない部分が多い。これまでの磁気閃光現象における誘導電流密度の推定は、人体頭部を均一な球で代用するなどの簡易な方法で行なわれており、人体の複雑な形状や電気的特性の不均一性を考慮していない。そこで本研究では、人体頭部の解剖学的な形状と電気的特性の不均一性を考慮した数値計算により、磁気閃光現象のしきい値程度の入射磁界により作用部位とされている網膜付近に誘導される電流密度の大きさと分布を明らかにすることを目的とする。
著者
一政 信行 渡辺 澄夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, 1996-03-11

近年、音声合成技術が実用に使われるようになり、多種多様な機能が求められている。本論では、ニューラルネットと動的計画法を用いて特定の個人の口調のものまねを自動的に行うシステムを提案する。
著者
都竹 愛一郎 大川 貢
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, 1997-03-06
被引用文献数
1

地上のディジタルTV放送は, 雑音に強く高画質, 周波数の有効利用, 番組の多様化などの特長があり, 各方面で研究が進められ, 方式の審議がITUを中心に行なわれている. しかしながら, TV放送に割り当てられた周波数は既にアナログ放送がそのほとんどを使用しており, ディジタル放送に割り当て可能な周波数は多くはない. 本稿では, ディジタル放送に用いる周波数について, ディジタル放送からアナログ放送ヘの混信保護比と電界強度の計算結果をもとに検討した結果について述べる.
著者
関根 慶太郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, pp.539-540, 1996-03-11

何故ニワトリの足は4本なのか?先日友人同士集まって雑談をしていたところ、最近の小学生にニワトリの絵を描かせると、足を4本持ったニワトリを描くものがかなりいるそうだ、という話になった。それを受けて別の友人が、でもそんなのはまだ良いよ、私の知人の家では、高いお金を払ってデパートで大きなカブトムシを子どもに買ってやったところ、しばらくして子どもが、「電池を買って頂戴」といってきた。理由を聞いたら、カブトムシが動かなくなったから「電池切れ」だという。子どもの話だと思って笑っていたら、ある有名大学の電気工学の実験の時間に、学生が「指導書の通りに配線してもモータが動かない。この指導書は間違いではないか」と真顔で抗議にやってきた。行ってみたら、確かに配線は正しいが、なんとビニール線の被覆を剥いていなかった、という極め付きの話題まで飛び出してきて、一同口アングリとなってしまった。しかし、ビニール線を剥かない、というのは話題性があるが、OPアンプやロジックICの電源回路を配線していない、というのは全国の大学(しかも電気、電子工学科)の学生実験室では、ごくありふれた光景であろう。なぜ、昔なら考えられなかったような珍妙なことが起こるのであろうか?もうおわかりのように、一口で言えば、実物を見たり、触ったり(できれば遊んだり)した体験がないからである。とくに、最近の指導要領の変革で、低学年から、高校に至るまでの過程で、「実験時間に、その実験が行われるのを見たこともない(自分でやってみる、等と言うことは論外である)」という学生が大多数を占めてきているのが現状である。また、むかしなら、電気を学ぼうと志願する学生の多数派の理由は「電気が好きだから」、「電気がやりたいから」であった。従ってラジオとまではいかなくても、電気工作くらいは自分でやった経験を持っており、ビニール線は被覆を剥かなければ電流は流れない、ということくらい「常識」であって、学ぶべき「対象」ではあり得なかった。と、昔を懐かしんでいるだけでは「年寄りの愚痴」であって、「このような体験不足」の学生に技術者、研究者としての基本的な体験を与える」というのが現在の学生実験に課せられた使命といえよう。
著者
佐藤 哲 岩佐 英彦 竹村 治雄 横矢 直和
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-03-11

重力場を可視化するために、重力場の中に物体を置いてそれがどのように見えるかを光線追跡法により調べる方法がある。この手法では、ある点の重力の向きや強さなどの局所的な情報は分からない反面、空間の歪み具合など大域的な情報が可視化されるという利点がある。我々はこれまでに、この方法に基づく重力場の可視化の手法を動く物体を扱えるように拡張した。本稿では重力によって生じる時間の進み方の変化を考慮して、光の赤方偏位と呼ばれる現象をシミュレートした画像を生成した。
著者
辻 大俊 クレーシ ジャミールアーマド 小田川 裕之 山之内 和彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, pp.508-509, 1997-03-06

近年、弾性表面波(SAW)フィルタは携帯電話やPHSを始めとする移動体通信機器用として注目されている。現在それらに割り当てられている周波数帯は0.8〜2.2GHzであり、それに対応するものが開発されている。将来無線通信の分野が発展しより高い周波数帯が用いられた場合、その周波数帯で動作できるSAWフィルタが求められる。また10GHz帯で動作する信号処理デバイスの展開も考えられ、この周波数帯の研究は重要である。またトランスバーサル型SAWフィルタ及び同信号処理用変換器では、低損失化・通過域でのリップルの低減のためにすだれ状電極(IDT)の一方向性化が不可欠である。これまでに様々な方法が提案されているが、その中に膜厚差のあるスプリット電極が挙げられる。これをナローギャップ化した構造(1)を10GHz帯で作製し、その結果を考察したので報告する。
著者
浅沼 裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-03-27

周波数利用効率を向上させる一方法としてダイナミックチャネル割当(DCA)が検討されている.ランダムにチャネルを検索し最初にCIR関値を満たすチャネルを選択する自律分散DCAを用いる場合,干渉の発生が問題となる.本報告では,CIR計算時の所望波レベル上限値の設定による干渉率の低減方法を提案する.
著者
長谷川 修
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, pp.524-525, 1997-03-06

一般に人が対面して対話をする際には、言語によるバーバル(verbal)な情報以外にも、視覚を通して視線の動きや様々な表情、また身振り手振りといったノンバーバル(non-verbal)な情報の授受も頻繁に行ない、意思や感情のスムーズな疎通を図っている[1]。すなわち人が対話する際には、言語による論理や感情の表現に加え、表情の変化やジェスチャー(これらを人の日常的な対話モードと呼ぶ)を意識的/無意識的に活用し、高度な相互理解を達成していると考えられる。これに対し、現在広く利用されているコンピュータや家電製品と人との対話においては、コマンドやボタン群といった人にとって非日常的な対話モードが用いられるのが一般的である。このだめユーザは機械毎にその操作法を学ばねばならず、機械の多機能/高機能化が進んだ昨今ではその負担は大きなものとなっている。今後もこのような状況が続けば、本来機械は多機能になるほどユーザに歓迎される筈が、それ故に敬遠されるという事態にもなりかねない。近年このような状況に鑑み、人の日常的な対話モードを活用し、人と機械のスムーズな対話の実現を目指すマルチモーダル対話(Multi-Modal Interaction : 以下MM対話)の重要性が強く認識されている。本稿では、このMM対話研究の一領域として最近注目を集めている擬人化エージェントによるマルチモーダルインタフェース 1 について慨説する[2,3]。