著者
河野 俊彦 高橋 正人 立木 幸敏
出版者
国際武道大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2001

先行研究や我々の調査では、蛋白同化ステロイドホルモン(以下AAS)を利用するスポーツマンか存在していると予想される。しかしながら、その副作用についての詳しい報告、特に血液生化学的、内分泌学的、病理組織学的検索を総合的に行われたものはあまり見あたらない。我々はアンチドーピングの精神に基づき、動物実験系を用いて、現在Dopingとして行われている使用方伝(スタッキング、ステロイドサイクル)を取り入れ実験を行った。その結果、血液生化学的検索では薬物投与群に赤血球数などが高値を示した。また内分泌学的検査では薬物投与群でテストステロン、ジヒドロテストステロン、エストラジオールか高値を示した。病理学的検索では心臓、精巣および副腎に変性が観察された。さらにAAS投与ラットにジャンプトレーニングなどの運動を行わせた実験では、AAS投与による副作用は同様に起こることが確認され、さらに赤血球の増加、心臓の肥大、GOT、LDHの上昇などの副作用が運動によって助長され、より強く現れることが確認された。ステロイドサイクル1サイクルのピーク時と比較して、休薬時にも薬物投与群の内分泌学的変化は継続しているものと考えられる。AASの注射薬としての半減期に依存するものであるが生体への影響は長期間続くものと考えられる。また心臓をはじめとした臓器にみられた変性がこれを裏付けているものと考えられる。よってスポーツの現場で競技力向上を目的に安易にAASを使用することは不公正の点ばかりではなく副作用の点でも避けるべきであるといえよう。

言及状況

Twitter (3 users, 4 posts, 9 favorites)

https://t.co/lUPYn7Ibm6 RIZINで木村ミノル選手がドーピング陽性で、半年試合できないなど、軽めの罰則受けるみたいだけど、相手が危ないばかりか、血流を通じての筋肥大は部位限定ではなく、全身なんだよ。心臓肥大も起こる。 自身の命も危ない。 永久に試合はできないとしないといけない。… https://t.co/WM1vg6sJ7X
https://t.co/lUPYn7Ibm6 RIZINで木村ミノル選手がドーピング陽性て、半年試合できないなど、軽めの罰則受けるみたいだけど、相手が危ないばかりか、血流を通じての筋肥大は部位限定ではなく、全身なんだよ。心臓肥大も起こる。 自身の命も危ない。 永久に試合はできないとしないといけない。… https://t.co/q3WfVQekXo
@29tabetaina 古いデータですが…https://t.co/zD4FURSPZf
@dragalikid @gi6Me0byFuUEcYV @workouteating 心臓も筋肉なのでステロイドで肥大する 今回の件とは関係なく、ステロイド乱用は心臓病のリスクがある事を伝える事は構わないと思う。 https://t.co/X8BwuUzEym

収集済み URL リスト