著者
松山 睦美 中島 正洋
出版者
長崎大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

放射線誘発甲状腺癌でのAutophagy(AP)の関与を調べるため、ヒドロキシクロロキン(HCQ)200mg/kgを6週齢雄性Wistarラットに照射前3日間経口投与し、4Gy全身/局所照射後、非照射非投与群、非照射HCQ群、照射非投与群、照射HCQ群に分け、甲状腺の急性期放射線応答と慢性期の腫瘍発症率を調べた。急性期では増殖細胞数の低下とAP関連遺伝子の低下が認められた。腫瘍は、非投与照射群が14/15(93.3%)、HCQ群は9/13(69.2%)で、HCQ群が低値だった(p=0.097)。HCQ前投与により腫瘍発生の抑制の可能性が示唆されるが、さらなる検討が必要である。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 1 favorites)

ヒドロキシクロロキンでうっすらと記憶にあったのが ラット甲状腺の放射線感受性と発がんにおけるオートファジーの影響 https://t.co/yhB5dEnNSy 長崎大学だったのか 中身は見てなかったのですが https://t.co/I4umyVLUP9

収集済み URL リスト