著者
吉野 浩司 梅村 麦生 吉田 耕平 磯 直樹
出版者
長崎ウエスレヤン大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2019-04-01

〈善く生きる〉のための社会学とは、人間が生きる上で必要な生きがい、愛、喜びといった人間のポジティブな側面を対象とし、その発生メカニズムの解明と社会への実装とを目的とする科学である。この社会学を、亡命知識人論というグローバルな社会学史の観点から、その源流にまでさかのぼって捉え直そうとするものである。わけても〈善く生きる〉ための思索の片鱗は、20世紀初頭のロシア社会学にも組み込まれており、後に欧米の社会学にまで浸透していった。世界各地のアーカイブに残された亡命知識人の資料を掘り起こし、かつてのロシアや中東欧の思想から現代の欧米の社会学にいたる様々な試みを総合的に把握する。

言及状況

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<善く生きる>ための社会学の基盤構築:亡命知識人の一次資料の国際共同学術調査 https://t.co/sPIVoZgmSd 私たちの共同研究では、亡命ロシア知識人の思索を通じて「善く生きる」とはどういうことかを研究しています。思想史の研究ですが、現在において切実な問題だと思っております。
研究分担者として関わっている共同研究の一つが「善く生きる」ための社会学の研究なので、最近よく「善く生きるとは?」と考えるのですが、よくわからないですね。でも、とても大事な問題だなと思います。 https://t.co/PsQGPzw9Ne
<善く生きる>ための社会学の基盤構築:亡命知識人の一次資料の国際共同学術調査 https://t.co/PsQGPzw9Ne 良い研究成果を出せるよう、引き続きがんばりたいと思います。

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