著者
山下 俊一 鈴木 啓司 光武 範吏 サエンコ ウラジミール 大津留 晶
出版者
長崎大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

正常ヒト甲状腺初代培養細胞から多分化能幹細胞様細胞を誘導することに成功した。詳細な検討から、甲状腺細胞のリプログラミングや上皮-間葉転換が、発癌時の癌幹細胞の発生に関与している可能性が示唆された。甲状腺癌発症関連遺伝子のひとつと考えられているFOXE1の、癌組織における発現パターンの変化も明らかにした。また、日本人症例でFOXE1、NKX2-1近傍のSNPsが甲状腺癌発症と関連することを明らかにし、これは本邦にとって重要な結果である。さらに、分子標的剤Imatinib が、従来の化学療法・放射線治療時のNF-kappaB活性上昇を抑制することを見出し、予後不良な甲状腺未分化癌の新規治療法となることが期待された。

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続きを何かかこうとしていたのだが 科研費の成果論文の中で https://t.co/i8SwNu0SiA 比較的新しものの中の https://t.co/aASdYS2Fxx 参照論文18番が 18.Unger K、Malisch E、Thomas G、Braselmann H、Walch A、他。(2008) アレイ CGH は、RET/PTC によって支配されるヒト甲状腺乳頭癌における特徴的
そうだとすれば、これまで山下氏らが述べてきた「健康被害はない」という立場と大きく異なるのではないか? この科研費でしょうが、みごとに政権をまたいでおります。 https://t.co/i8SwNu0SiA
同時期のほぼ同じメンバーで、2種類の科研費 https://t.co/lDbgEZj5Tl https://t.co/0Lmkp0Y6e4 どちらにもFOXE1が出てくるのですが ま 今更ながらですが https://t.co/wnW10Qmn3Y
甲状腺発がん分子機構の解明と分子標的治療の開発応用 代表者 山下 俊一 2010年度~2012年度 http://t.co/9XUymvc8JR 研究概要(最新報告) 正常ヒト甲状腺初代培養細胞から多分化能幹細胞様細胞を誘導することに成功した。(続)
"ベラルーシ卒後医師教育アカデミー内にある分子生物学ラボの運用を強化し、収集してきた甲状腺がん症例1000例、対照コントロール1000例の生体試料を用いてDNA抽出に成功し、その一部を用いた網羅的遺伝子解析による遺伝子多型の成果〜" http://t.co/8kE7qRxWpm
[甲状腺発がん分子機構の解明と分子標的治療の開発応用]代表者 山下 俊一 → http://t.co/8kE7qRxWpm 研究期間→2010年4月1日〜2013年3月31日(予定) 配分額 総額→17680千円 継続決定ですか?進行中の研究を何本も抱え込み山下さんは多忙ですね。

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