著者
高田 秀重 綿貫 豊
出版者
東京農工大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

海洋漂流プラスチックおよび海岸漂着プラスチック中に添加剤由来および周辺の海水中から吸着してきた有機汚染物質が1ng/g~10000ng/g程度の濃度で含まれることを明らかにした。これらの有機汚染物質はプラスチックが生物に摂食された場合に、生物の組織中に移行することを、海鳥を対象にして、明らかにした。添加剤由来の化学物質の海鳥への移行において、海鳥の胃内のストマックオイルという油に富む消化液による溶出が鍵となっていることを室内溶出実験により明らかにした。今後、摂食プラスチックを介した化学物質の生物への曝露について、その規模と広がりを明らかにしていく必要がある。

言及状況

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マイクロプラスチック(MP)が人間の体内に蓄積されることはありません。質問者さんのおっしゃる通り、便として排出されてしまいます。 (MPよりもさらに小さな「ナノプラスチック」は体内に吸収される可能性が指摘されていますが、まだ検証されていません。仮説段階ですので今回は無視します。) しかしだからと言って、MPが人間の健康に無害だということでもありません。MPの内部から滲出したり、MPの表面に ...

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