著者
小塩 真司 橋本 泰央 下司 忠大 三枝 高大
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

二分法的思考とはものごとを「白と黒」「善と悪」のように二項対立的に捉えようとする思考形態である。本研究では特に,二分法的思考と外在化問題に結びつきやすい心理指標との関連を通じて,二分法的思考の持つ意味や役割を明らかにすることを目的とする。第1に二分法的思考は誇大型の特権意識と強く結びついていた。第2に,外在化問題に結びつきやすいパーソナリティ特性であるダーク・トライアドは,二分法的思考と関連していた。第3に,二分法的思考は年齢にともなって直線的に低下していた。第4に,二分法的思考と攻撃性との間には正の関連が認められるが,その関連の大きさは若い年齢集団ほど大きいという効果が認められた。

言及状況

Twitter (4 users, 5 posts, 0 favorites)

@ohtsubakiyuko ご参考まで 二分法的思考が社会的適応に及ぼす影響の研究 https://t.co/VQPPpQOT8K #知的弱者を救いたい https://t.co/e9zMfHuv8k
二分法的思考が社会的適応に及ぼす影響の研究 https://t.co/kLas6tP6xS

収集済み URL リスト