著者
星川 圭介
出版者
富山県立大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本課題では2011年大洪水後のチャオプラヤデルタ農村部を対象に,治水事業がどのように進められているか,そして2011年をはじめとする過去の洪水年において地域住民が洪水にどの様に対処してきたかを調査した.その結果,農業についてはタイ政府の治水政策に沿った作付け体系に移行したものの,その変化は米価の上昇に支えられた側面が強く,将来的には予断を許さないことが明らかになった.また氾濫水に適応した住居の構築ができない貧困層の存在や,農村集落における冠水状況を悪化させかねない市街化の進展など,抜本的な取り組みの求められる社会的課題の存在も明らかになった.

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こんな研究ありました:タイ国チャオプラヤデルタ治水対策の検討:農村社会の利害調整経験を踏まえて(星川 圭介) http://t.co/sXolRvJASc

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