著者
藤井 亮吏 古屋 康則 棗田 孝晴 田原 大輔
出版者
岐阜県水産研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01 (Released:2014-04-04)

無秩序な移植・放流による遺伝的な撹乱の危険性を、イメージしやすく説明するため、カジカ大卵型を対象に、個体群ごとの産卵期の違いを明らかにすることを目的に、産卵実験および河川調査を行った。その結果、環境が異なる河川の個体群は、同じ水温であっても、それぞれ異なる時期に産卵を開始することが明らかとなった。また、産卵開始は最低水温や特定の水温に上昇した時などといった、水温変化の目立ったタイミングとは無関係であると考えられた。これより、カジカ大卵型の産卵開始は、その時の水温ではなく光周期などの他の要因によって、生息環境にあわせて繁殖に最適な時期になるよう決定づけられていると考えられた。

言及状況

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@maru_tokage 私は許容範囲狭いといわれてるだろうと自覚していますが、 例えばカジカ大卵型のように近い川どうしでも産卵期に違いがあって移植することで存続に悪影響のありそうな生物もいるので、場合によっては河川ひとつひとつレ… https://t.co/41ICRphfAO
これか。 藤井亮吏, 2018. カジカ個体群間の産卵期変異を通じた地域個体群の固有性の明示と保全. https://t.co/nY12bV6oGm (参照 2018-12-09)

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