著者
川野 宏 猪尾 晃生 上原 誠一郎
出版者
一般社団法人日本粘土学会
雑誌
粘土科学討論会講演要旨集 (ISSN:24330566)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.57, 2006

中部九州の蛇紋岩は三波川変成帯や黒瀬川構造帯などに分布するが、それらの構成鉱物に関する研究は不十分で、蛇紋石の鉱物種、鉱物学的性質、構成鉱物種は不明である場合が多い。今回は大分(佐賀関町,三重町)、熊本(芦北町,益城町福原・城山,山都町湯鶴葉)、宮崎(高千穂町二上山,五ヶ瀬町)などの中部九州各地を調査し、得られた蛇紋岩の構成鉱物をX線粉末法、透過電子顕微鏡、EDS付き走査電子顕微鏡を用いて検討した。
著者
古賀 愼 和田 猛郎 北山 淑江 下坂 康哉 竹内 義弥 小川 孝雄 高橋 昭三
出版者
一般社団法人日本粘土学会
雑誌
粘土科学討論会講演要旨集 (ISSN:24330566)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.31, 2004

平成10年に鉱物本館、平成13年に粘土新館が建設され、村立の小さな博物館として牛歩的に活動が続行されている。経済社会が停滞し、国民の間には閉塞感が漂い、未来に希望を失っている状況下、人に重点を置いた温もりのある社会派の博物館運営が渇望されている。これまでの活動内容、現況(特に粘土鉱物試料の収集整理保管・データーベース化、生活と密着した粘土製品の展示)、マネージメントミュージアム、将来ビジョンなどに関してご報告したい。
著者
深谷 哲生 由井 樹人 高木 克彦 仲村 亮正 文 相吉吉 志知 哲也 藤嶋 昭
出版者
一般社団法人日本粘土学会
雑誌
粘土科学討論会講演要旨集 (ISSN:24330566)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.52, 2004

セピオライトはタバコの臭い成分をよく吸着することが知られている。そのためタバコ用脱臭剤としてさまざまな分野に利用されているが、セピオライトの脱臭能力はすぐに性能が低下してしまう。<br>そこでわれわれはセピオライトに吸着した臭い成分を光触媒により分解することで脱臭性能の向上ができると考えた。本発表では、セピオライトと酸化チタンを複合化した手法とそれら複合体の脱臭性能について検討した結果を報告する。
著者
中川 昌治 M. Santosh 吉倉 紳一 原田 亜実 三浦 正裕 福田 照久 松田 靖正 桑田 泰宏 K. J. Mathew P. T. Ambujakshan H. Thampy
出版者
一般社団法人日本粘土学会
雑誌
粘土科学討論会講演要旨集 第48回 粘土科学討論会 (ISSN:24330566)
巻号頁・発行日
pp.23, 2004 (Released:2006-05-13)

南インドKerala州のTrivandrum近郊では,良質のカオリン粘土の鉱床が多く存在し,紙や衛生陶器用に採掘されている.カオリナイトと少量の石英からなる白色塊状粘土の層が第三紀層中に胚胎し,鉱床上部にはラテライト化した砂質カオリンが分布する.これらの粘土中のカオリナイトはXRDとSEMから結晶性が非常に高い.基盤岩(先カンブリア時代のアルミナ質グラニュライト)が強烈な風化変質作用を受けカオリン化し,近くの湖に堆積してできたと考えられる.
著者
高橋 悠也 野崎 望 小川 誠
出版者
一般社団法人日本粘土学会
雑誌
粘土科学討論会講演要旨集 (ISSN:24330566)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.110, 2004

塩化コバルト水溶液を用いたイオン交換反応により、層状ケイ酸塩マガディアイトの層間にコバルトイオン(_II_)を導入した。仕込み比によってCo(_II_)含量の異なる青色の生成物を得た。加熱処理に伴う構造、色の変化について調査した。
著者
ジョハン エルニ 松枝 直人 逸見 彰男
出版者
一般社団法人日本粘土学会
雑誌
粘土科学討論会講演要旨集 第51回 粘土科学討論会発表抄録 (ISSN:24330566)
巻号頁・発行日
pp.94, 2007 (Released:2008-02-02)

We synthesized TiO2-Zeolites nanocomposite from pure chemical reagents. The synthesis product was applied for acetaldehyde gas adsorption. The result indicated that adsorption and decomposition of acetaldehyde occurred when UV (365nm) irradiation was introduced. The decomposition is due to photocatalytic activity of TiO2.