著者
天野 文雄
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:09114238)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.B13-B23, 1984-03-31
著者
増田 榮美
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:21883114)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.37-52, 2016-01-31

本論文は、結婚式形式の移り変わりについて、社会背景や家族関係から受ける消費者傾向への影響を分析し、結婚式の歴史とともに、リゾートウェディング市場の誕生について明らかにするものである。結婚式の歴史を概観する中で、1970年代初めの結婚ブームにより結婚式場の予約が取れなかったり、一般的な結婚式が挙げられない事情があるなど、消極的に選択された個性的な結婚式がリゾートウェディングの原点であることがわかった。その後、リゾートウェディングが消費者のニーズにマッチし、積極的に選択されるようになったことが、まさに市場誕生のきっかけであったことが明らかになった。
著者
柳原 陽子
出版者
上田女子短期大学
雑誌
学海 (ISSN:09114254)
巻号頁・発行日
vol.6, 1990-03
著者
大塚 美奈子
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:24368148)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.97-108, 2022-01-31

本研究では,23名の重度・中度知的障害児(者)が筆談援助法を通して語った「言いたいこと」における思考内容の共通点や対象児(者)自身の障害特性に関する内的捉えについて,計量テキスト分析を用い抽出語の結びつき及び文脈から検討した。共起ネットワーク分析から,【仲間の話を聞く】【自分のことを話す】【言葉を理解するお母さん】【知られていない本当の気持ち】【障害とともに人生を生きる意味】の5つのカテゴリー及びテーマが見出され,いずれのカテゴリーにおいても他の人への関心や思い(仲間意識)が語られている点,自身の障害を受け入れている点が共通して示された。
著者
山本 一生
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:21883114)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.41-57, 2018-01-31

本稿は華北占領地後の北京大学において日本留学経験者が「対日協力者」として果たした役割を考察した。日本が華北を占領すると、主だった国私立大学は蒋介石政権と共に「南遷」し、国立西南連合大学などを結成した。一方で残った北京大学や清華大学などを統合して、「国立北京大学」が「対日協力政権」である中華民国臨時政府唯一の総合大学として設置されることとなった。 当初「国立北京大学」の設立に批判的であった銭稲孫は、家族問題を理由に北京に留まり、その批判対象であった機関の長という「対日協力者」となった。「国立北京大学」文学院長、華北政務委員会教育総署督辦となった周作人も家族問題などを理由に北京に留まり、結果的に「対日協力者」となった。
著者
塩入 秀敏
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:09114238)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.A11-A20, 2003

山背王は長屋王の庶子である。長屋王の変に際して縁坐は免れたが、罪人の子としてその後の運命はあまり期待はできなかったはずである。ところが、ある時、突如として蔭位制度の規定以上の叙位にあずかり、最終的には従三位まで昇進して参議礼部卿として衆去している。皇位継承をめぐって政権抗争が渦巻き幾多の皇親貴族が失脚・没落していく中で、山背王は、長屋王怨霊さわぎの恩恵、橘奈良麻呂の変の密告、藤原弟貞への改名、藤原仲麻呂への接近などを経ながら、渦の中心とはつかず離れずの関係を保ちつつ、ほどほどのところで身を全うしたといえる。この山背王 (藤原弟貞)の生き方を、契機となったと思われるできごとや事件などとの関わりを通して見ながら考えてみることにより、一つ間違えばどうなるかわからない危険な状況にあった奈良時代皇親貴族の処世の一例として考察してみた。
著者
荻原 和夫
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:09114238)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.149-156, 1990-03-31

若い女性のアルコール飲料に対する感受性(耐性)並びに嗜好傾向などについて調査し,次のような結果を得た。(1)アルコール飲料を好きと答えた者の比率は16%であり,嫌いと答えた者が12.5%であり,あとの72%は飲める程度との回答であった。(2)アルコール飲料を飲める体質であると自認している者の比率は約73%,飲めない体質と答えた者は約24%であった。(3)アルコール飲料を飲んだとき赤くなる体質の者は55%程である。そして飲める体質の人でも赤くなる者が48.8%おり,アルコール好きの者で赤くなく体質は37%であった。(4)アルコール飲料を飲んだとき起こす症状として多くみられることは陽気になる56%,体があつくなる35%,眠くなる34%などであった。(5)アルコール飲料に対する耐性や好みは遺伝的な面もあるが,その他の要因も複雑に関与している。
著者
大橋 敦夫
出版者
上田女子短期大学
雑誌
学術研究所所報 (ISSN:24368105)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.27-36, 2023-03-01

長野県方言の代表語である「ずく」についての総合的な研究を行なった。考察の観点は、その語源・語義・派生語・日常生活での活用の4点である。その結果、次のような結論を得た。①語源については、諸説あるが、「術(じゅつ)」説を支持する。②語義は、意義の核として、「勤労を尊重する気持ち」があり、これをもとに派生語が生みだされている。③派生語の分析では、ことわざについても言及し、例数の豊富なことを示した。④日常生活での活用では、多方面にわたり、様々な用例を挙げることができる。ここからも面積の広い長野県全体を覆う数少ない方言であり、長野県民自身が愛好している様子が窺われる。
著者
大橋 敦夫
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:09114238)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.A23-A43, 1991-03-31
著者
林 昭志
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:21883114)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.7-19, 2021-01-31

本研究ではアメリカで著名な研究者ブライアン・ワンシンク博士(Dr. Brian Wansink)の論文撤回と大学辞職事件を解説した。ワンシンク氏はイグノーベル賞を授賞したり、アメリカ政府の栄養政策のトップに就いたり、メディアに数多く出演するなど著名な食心理学研究者だった。しかし論文の記述の誤り、不適切な分析方法、不適切なオーサーシップなどだけではなく、ローデータの有無・保管が問題とされて、一流ジャーナルの論文撤回が決定的な原因となり辞職した。この事件はアメリカでは注目されたが日本では注目されなかった。最後に研究不正防止・研究倫理のために必要な内容を考察した。
著者
上原 貴夫
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:09114238)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.47-60, 1989-03-31
著者
大橋 敦夫
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:09114238)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.A23-A43, 1991-03-31