著者
橋本 孝
出版者
宇都宮大学
雑誌
外国文学 (ISSN:02883309)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.115-140, 1998
著者
間遠 伸一郎
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学国際学部研究論集 (ISSN:13420364)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.59-116, 1997-03-31
被引用文献数
1
著者
堀江 尚志 石川 賢 川島 芳昭 内野 康人之
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学教育学部教育実践総合センター紀要 (ISSN:13452495)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.1-10, 2003-04-01

総合的な学習の時間において,小学校5年生を対象に家庭排水と環境を課題とする学習指導を行った。この学習活動は,家庭雑排水の実験データをもとに環境への影響を考察することを目的とした。そこで,家庭雑排水の実験データの処理と考察を支援するWebページ形式の教材を開発した。本教材では,実験データの学習者間の共有,一覧表やグラフの作成,河川の様子の視覚化,日常生活の点検結果の点数化により,学習活動を文援した。その効果を検証するために,本教材を利用した実験群と,配付資料や黒板を用いた統制群を設定し,実験授業を行った。その結果,認知面では全体として実験群と統制群に有意差は見られなかった。一方,情意面では「データをわかりやすくまとめられた」や,「日常生活と自然環境との関連がわかった」など,本教材を用いた実験群で良好な回答が多いことが分かった。
著者
真下 弘征 関口 絵美
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学教育学部教育実践総合センター紀要 (ISSN:13452495)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.403-413, 2004-04-01

本稿は、現代日本という大量ごみ社会をどのように改革しごみゼロ化社会にしていくかということを教育課題として取り組む一作業である。まず第一に取り組むのは、RDFについてどのように究明し、教材化するかである。大量廃棄物生産社会の現状とその根本原因を見つめ、また、RDFの現状の考察を通して、真のゼロエミッション社会へと導く方策と、教育課題は何かを考察する。さしあたり、RDFの運営に関する諸問題の分析から、今後のゴミゼロ化社会のあり方を探る。RDF運営各プロセスには多くの矛盾と問題が存在するが、しかし、国民に幾多の誤解を与えている現状は看過できない。RDFの矛盾点、問題点のことは小・中・高・大学の教育にまだ殆ど取り入れられておらず、大量浪費・ごみ増量社会の温存教育は継続している。教育の面からの打開が必要である。
著者
黒後 洋 藤田 直
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学教育学部教育実践総合センター紀要 (ISSN:13452495)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.389-398, 2007-07-01

文部科学省より平成12年9月に策定された「スポーツ振興基本計画」では、「2010年までに、全国の各市町村において少なくとも1つは総合型地域スポーツクラブを育成する」という指針を提示した。栃木県内における総合型地域スポーツクラブの創設は、平成15年度以降徐々に増加傾向を示し、日本体育協会のクラブ育成推進事業等を基盤に各市町における積極的な取り組みが伸張しつつある。しかしながら、クラブ創設・育成に関しては自主財源、施設・指導者の確保等、様々な問題を抱えているのが現状である。そこで本稿では栃木県内における総合型地域スポーツクラブの現状を分析しその課題について再検討を行った。その結果、創設・育成に関する今後の課題として、広域スポーツセンターの機能拡充、未設置市町への具体的方策の策定。また、スポーツ指導者の確保、クラブマネージャーの育成に関する有資格化、さらにスポーツ振興のシンボルとして栃木SCを中心としたプロスポーツクラブとの連携を企図すること等が示唆された。
著者
李 恩民
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学国際学部研究論集 (ISSN:13420364)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.15-44, 2000-10-01
著者
伊東 明彦 千田 恵 田原 博人
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学教育学部教育実践総合センター紀要 (ISSN:13452495)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.473-482, 2007-07-01
被引用文献数
2

教員養成系学部の大学生を対象として,1976年に実施した「天文基本調査」とほぼ同じ調査を2006年に実施し,大学生の天文に関する知識が30年間にどのように変化したのかを検討した.その結果,月の満ち欠け,太陽光のあたり方の季節変化など,ほとんどすべての調査項目について,大学生の知識は有意に低下していることが明らかとなった.また,自由記述式の設問の回答を分析した結果,月の満ち欠けが,月,地球,太陽の相対的な位置に関係すると考えている学生は40%程度であり,月の満ち欠けの仕組みを正しく説明できた学生は約10%に過ぎないことも分かった.
著者
柳沢 忠 米山 弘一 吉田 雅夫 菅野 長右エ門 山根 健治 沖野 龍文 TRAGOONRANG ソンボング KETSA Saicho
出版者
宇都宮大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1998

タイ国では暑い気候も幸いして農水産物はかなり大量に収穫されている。しかしながら、暑い気候のために腐敗して捨ててしまっている一次産物も多い。高度利用のたのPostharvest studiesが要求されている。本計画ではタイ国における農水産物の高度利用研究のための基盤をいかに築いていくかを調査し、具体化する方策を探ることを目的とした。本研究は2つのプロジェクトから成り立つ。1.タイ国の代表的で豊富に栽培されている園芸作物(例えばカトレアなど花類)を長期に保持させるために、内生植物生長調節物質を特定すること、および化学薬品をどのように処理するかについての観察調査。この研究には、吉田、米山、山根、Saichol Ketsaがあたる。2.タイ国の代表的で豊富に養殖されているエビ類の耐病性や過密養殖に耐えられる種類を特定すること、およびDNA分析によってどのDNAが関与しているかを特定すること。この研究には、柳沢、菅野、沖野,Somvong Tragoonrungがあたる。両大学の研究者が共同して考察検討を行い、対処法をカセサート大学側の研究分担者が行う。得られた結果について宇都宮大学において共同で検討してこの問題の解決にあたる。3年間に渡ってお互いに相互訪問をした。特に2年目の1999年にはチェンマイ市郊外のロイヤルプロジェクト農場(宮内庁農場にあたる、カセサート大学の農場実習の場でもある)を訪問した。3年目の2001年にはプーケット島(エビの養殖試験場)および近くのカセサート大学クラビキャンパス(7番目)を訪問した。協力研究者のSaichol Ketsa教授は宇都宮大学で山根健治助教授らと共同研究を行うとともに、バナナのポストハーベストの方法について宇都宮大学において講演をして頂いた。最後の2001年1月には日本側6名(柳沢、吉田、山根、米山、菅野、沖野)全員がバンコク市のカセサート大学を訪問して、今後の研究について検討した。
著者
陣内 雄次 石崎 純子
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学教育学部教育実践総合センター紀要 (ISSN:13452495)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.79-85, 2003-04-01

第二次世界大戦後の欧米文化輸入に際して、子どもの自立を促すとして日本の家屋にも多く取り入れられた子ども部屋は、1980年代に入り子どもの犯罪における子ども部屋の悪影響がクローズアップされたことなどをきっかけに、犯罪の要因になるとして批判論が強まった。本研究では、栃木県上三川町および小山市における子ども部屋の使用状況と意識について調査を行い、子ども部屋の家庭と家族関係に及ぼす影響について分析した。
著者
若山 俊介
出版者
宇都宮大学
雑誌
外国文学 (ISSN:02883309)
巻号頁・発行日
no.56, pp.163-175, 2007
著者
阿部 英彦 谷口 紀久 稲葉 紀明 中島 章典 佐藤 良一 INABA Noriaki TANIGUCHI Norihisa
出版者
宇都宮大学
雑誌
試験研究
巻号頁・発行日
1985

道路や鉄道が互いに鋭い斜角で交差する場合、門型の中間橋脚とそれに載る桁高の小さい橋桁を必要とするが、これらに綱部材とコンクリートを適宜合成して建造することにより、力学的挙動が良く、工事がし易く、環境に適し、かつ、経済性が優れた構造物が実現すると考え、その開発の為に2年に亘り種々、実験的研究を行った。実験は主として綱部材とコンクリート部材の結合、あるいは両者の一体化について試験した。(1)鋼部材同志をコンクリートと鋼材を介して結合し、これに引張外力を加え、その性状を調べた。コンクリート継手部の中にスタッド付き鋼板を埋込んだものと異形鉄筋を埋込んだものを試みた。鋼部材とコンクリートの重なり部の長さ、フープ筋の量、スタッドの配置等を変えて挙動を調べ、適当なプロポーションを見出した。(2)コンクリート部材に鋼梁の先端部を埋込んだ試験体に曲げを加えた。鋼梁の埋込み長さ、スターラップの量、スタッドの量等を種々変えて、それらが継手部にどの様に影響するかを調べた。埋込み長が短いと、そこのコンクリートに大きなせん断力が作用するので、スターラップを増さなければならないが、鋼梁にスタッドを設けると作用するせん断力を減少する効果がある。(3)H形鋼をコンクリート中に埋込んだ橋桁で、両者の一体化のためのずれ止めをフランジでなく、ウエブに設けても有効であるならば、桁高を減少できて有利である。そこで鋼梁の種々の位置に量を変えてスタッドを設け、また、スターラップの量も変えて曲げ試験を行った。スタッドもスターラップも少ないと充分な曲げ耐力を発揮する前にせん断破壊することがわかり、また、ウエブに設けたスタッドも充分有効であることがわかった。更に鋼梁のウエブに適当な穴をあけるだけでもずれ止めの作用を表すことが確められた。以上により、現場での施工許容誤差が緩く、工事の安全性の高い構造物の可能性の目途が見究められた。