著者
旦 直子
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学年報 (ISSN:04529650)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.140-152, 2013 (Released:2013-10-30)
参考文献数
105

本稿では, わが国における子どもとメディアについての近年の研究を, 1. 対象としてのメディア, 2. 環境としてのメディア, 3. 道具としてのメディア, という三つの観点から概観した。対象としてのメディア研究では, 子どものテレビ映像認識における大人と異なる様々な側面が報告されている。また, 環境としてのメディア研究については, 多くの研究者によってメディア接触が子どもにもたらすネガティブな影響が議論されているが, 最終的な結論を求めるためには実証的な研究結果の蓄積が必要である。さらに, 道具としてのメディアについては, 実践において様々なメディアを使った教育支援の試みが報告されているが, メディアの教育的利用を効果的に行うための実証的かつ体系的研究が望まれる。最後に, 現在の研究における問題点を指摘し, 今後求められる研究について論じた。

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テレビとゲームについては、この概観がまとまっていて、分かりやすい。 メディアやコンテンツの影響力は単体ではわからない、周囲の育児支援を含めた家庭環境と、親の子どもへの関与がキーになっている、というのが要旨。 旦直子「メディアと子ど… https://t.co/9iyQdz0vAD
メディアと子どもの発達 https://t.co/PrpIBic0hX

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