著者
小浜 基次 加藤 昌太良 欠田 早苗
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.24-36, 1964 (Released:2008-02-26)
参考文献数
19

樺太アイヌは、はじめ1875年に北海道に移住し、1905年に樺太に復帰、1945年にふたたび北海道に移住して今日に至っている。したがってその純血度を追求することは、はなはだ困難である。現代樺太アイヌの形質のうちで原樺太アイヌの特徴として残されている形質は、顔高と鼻高の大きいことである。そのほかの諸特性は認めがたく、恐らくは混血によってその特性を失ったものであろう。現代樺太アイヌの諸形質を総合すれば、北海道混血アイヌにもつとも近似する。体部は北海道純アイヌにやや近く、樺太和人とは遠いが、頭部、顔部は北海道純アイヌよりも和人に接近し、ギリヤーク、オロッコとはもつとも離れている。この研究に協力された現地の方々に対し深甚の謝意を表する。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (2 users, 2 posts, 2 favorites)

@sum7777777sum @RebornHachi 元々地域差が大きかった北海道、樺太、千島のアイヌですが、樺太と千島のアイヌはロシアによって絶滅されてしまったので、北海道に逃げてきた人達は故郷には戻れません。 樺太アイヌ、千島アイヌというアイデンティティは失われつつあると思います。 1964年の研究成果です。 https://t.co/zNP8LV3HWk https://t.co/0z8HsAQ7wi
@megane2480 https://t.co/t0Pf86cxrm 確かにそういう論文出てきたわ。ごめんね

収集済み URL リスト