著者
木下 太志
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.98, no.3, pp.317-336, 1990-07-31 (Released:2008-02-26)
参考文献数
46
被引用文献数
2 3

山形県天童市の旧山家村に残る1760年から1870年にわたる宗門改帳を使って,江戸時代における東北地方の農民の結婚と出生を分析した。結婚に関しては,男子の場合,初婚年齢,既婚率ともに経済的要因によって強く影響されるが,女子の場合にはこのことは必ずしも言えない。この理由として,男女間の社会的,経済的地位の差が考えられる。また,山家村の出生率は時代とともに増加しているが,これは主に有配偶出生率の増加に起因し,生涯未婚率の低下が補助的に出生率の増加に寄与している。出生率の増加には,労働形態の変化,雇用機会の増大,賃金の上昇等が関与しているものと考えられろ。

言及状況

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経済も大いに影響あったのでは。 若い男にあまり金を持たせず余裕のない状況で働かせると、 結婚が遅れたり未婚で終わるのは昔からそう。 https://t.co/Gmg7pksPNy だから就職氷河期の影響は無視できないと思うよ。 特に底辺に近い階層は昔と同じく、影響が大きかったはず。 https://t.co/yCK9lDPQT1
https://t.co/FNVhY5Y5jy
@nihonnouen 【リプライのつづきです】 jstageを見れば例えばこういう文献があります https://t.co/TEgtBQAT73 結婚年齢の低年齢下にはさまざまな要因もあると思われますが、 社会条件や、病気による高い死亡率、飢饉、災害などによることを考慮すべきだと私は考えます。 字数不足にて次のリプに続けます
Kinoshita F (1990) _人類學雜誌_ 98(3):317-336 data:天童市の旧山家村に残る1760年から1870年にわたる宗門改帳 / “東北地方一農村の結婚と出生,1760-1870” http://t.co/RhmbSPCJbA

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