著者
矢木 真穂 加藤 晃一
出版者
一般社団法人 日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.232-234, 2022 (Released:2022-09-25)
参考文献数
9

クマムシは,水分を失うと乾眠と呼ばれる状態に移行して生命活動を一時停止し,極限環境耐性を獲得する.最近の研究により,クマムシの細胞内に豊富に存在するタンパク質が,水分消失に伴って繊維状の集合体を自発的に形成することで,すぐさま脱水状況に対応できる仕組みを兼ね備えていることを見出した.

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生物物理「クマムシの乾燥耐性の仕組み~水分消失に伴うタンパク質の繊維化~」https://t.co/PeHtWWjOrA NMR 信号の消失は、凝集して分子量が増えたからということでいいのかな? Amyloid と違い α helix で線維化するのは面白いが、この知見から細胞保護作用へつなげるまでには大きな溝があると感じた

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