著者
菊池 誠
出版者
一般社団法人 日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.360-364, 2022 (Released:2023-01-25)
参考文献数
9

生命は進化の過程で機能に加えて変異に対する頑健性を獲得した.この過程を数理モデルで理解するために,進化シミュレーションと比較する対照群をマルチカノニカル法で構築する手法を提案する.遺伝子制御ネットワークで計算を行い,進化が頑健性を増強させることと進化では双安定性の出現が遅れることを定量的に示した.

言及状況

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『生物物理』誌に寄稿したマルチカノニカル法で遺伝子制御ネットワークモデルの進化を研究する手法の解説記事です。GRNに限らず、原理的にはあらゆる進化モデルに応用できますし、進化だけでなくニューラルネットの学習でも同じことができます。お読みください https://t.co/b348ZKXLhz
気になって調べてみたら、院生の頃にしてた研究のその続きの結果がいい感じにまとまった資料(created by 教授)があった。 修論前3ヶ月くらいでやった研究やったから当時まだ海のものとも山のものとも付かん感じ溢れてたけど、後続研究によりどんどん面白くなってる。 https://t.co/4XaBQF5jgM
遺伝子制御ネットワークの変異に対する頑健性と双安定性の進化の定量評価:レアイベントサンプリングの手法 https://t.co/seSd9Dx8oJ

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