著者
指宿 良太 古田 健也
出版者
一般社団法人 日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.79-85, 2023 (Released:2023-05-25)
参考文献数
20

生物分子モーターは化学エネルギーを運動に直接変換する驚くべき分子機械であるが,その動作原理は本質的には理解できておらず,自在な応用のためにカスタマイズすることは困難であった.本稿では,ダイニンとDNA結合タンパク質を組み合わせ,DNAナノ構造に沿って動く新しいDNAモーターを構成した例を紹介する.

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DNAナノチューブのレール上をプログラム通りに自走するナノマシン https://t.co/n5vDaGE6xv
生物物理学会誌「DNA ナノチューブのレール上をプログラム通りに自走するナノマシン」https://t.co/aUBjt9cz1j 少し前に話題になった論文の、著者自身による解説。ただ面白いものを作りましたというだけでなく、これがナノマシン動作原理に迫る上での実験系として使えることも強調している。

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