著者
植田 睦之 馬田 勝義 三田 長久
出版者
特定非営利活動法人バードリサーチ
雑誌
Bird Research (ISSN:18801587)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.S9-S13, 2011 (Released:2011-09-11)
参考文献数
6

洋上風力発電のバードストライクのリスクの高い種を検討する上の一資料として長崎県池島近海において2009年11月から2011年1月にかけて海上を飛行する鳥類の飛行高度を調査した。海上30m~150mをバードストライクの危険のある高さと想定すると,オオミズナギドリ Calonectris leucomelas,カツオドリ Sula leucogaster,ウミネコ Larus crassirostris はそれより低い高さを,スズメ目の鳥類はそれより高い高さを主に飛ぶため,バードストライクの危険性は低いと考えられたが,ウミウ Phalacrocorax capillatus,セグロカモメ L. schistisagus,ミサゴ Pandion haliaetus,トビ Milvus migrans はバードストライクの危険性が高いと考えられた。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (4 users, 5 posts, 1 favorites)

https://t.co/w32mEaj4HC >船舶レーダによる調査(植田ほ か 準備中)では 200m 以上の高高度で鳥のエコーが多数記録されていたが,目視ではそれ らを発見できなかった.同高度を飛行する中大型の鳥は目視で発見することができたので, エコーの多くは小鳥のものと考えられた https://t.co/fKHkzVh4t0
そういえば高度の問題とかもあり得るかな〜と思って少し探してみたのですが、ツバメだけが特有の高度帯を飛行している訳ではなさそうですね… https://t.co/Jm3h2qwvhX
海鳥って結構な高さで飛ぶらしいよ()>RT https://t.co/WMhRsZZvG1 https://t.co/6JIKhxyU2f
BR研究誌:長崎の池島近海で鳥類の飛行高度を調べた論文を公開。http://t.co/N46Sgty
BR研究誌:長崎の池島近海で鳥類の飛行高度を調べた論文を公開。http://t.co/N46Sgty

収集済み URL リスト