著者
櫻井 博 苅部 治紀 加賀 玲子
出版者
神奈川県立生命の星・地球博物館(旧神奈川県立博物館)
雑誌
神奈川県立博物館研究報告(自然科学) (ISSN:04531906)
巻号頁・発行日
vol.2018, no.47, pp.67-71, 2018-02-28 (Released:2021-04-30)

近年国内に定着した侵略的外来種ムネアカハラビロカマキリHierodula sp. の導入経路は、これまで明らかにされていなかったが、筆者らは、今回本種のものと考えられる卵鞘を、市販の竹箒から確認し、それが正常に孵化すること、その形態・色彩が既知の本種幼虫のものと合致することを明らかにした。竹帚が導入経路の主要なものであれば、本種が通常の外来種の拡散パターンと異なり、同時多発的に各所で確認されたことの合理的な説明ができる。

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ムネアカハラビロカマキリhttps://t.co/fnOsCQt1uz
@shibalabo 2018の該当論文で、数百本のサンプルから3%くらいは付着しているとされています。 ムネアカハラビロカマキリの非意図的導入事例―中国から輸入された竹箒に付着した卵鞘― https://t.co/5OOUUGrtpE
元論文はこれかな A Case Study of an Unintentional Introduction of the Alien Mantis Hierodula sp. – Egg Cases Adhering to Bamboo Brooms Imported from China – / ムネアカハラビロカマキリの非意図的導入事例―中国から輸入された竹箒に付着した卵鞘― https://t.co/5OOUUGIwrE

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