著者
柳 哲文 中尾 憲一
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.37-43, 2012-01-05 (Released:2019-10-19)
参考文献数
14

宇宙原理は現代宇宙論の根幹となる作業仮説であり,その観測的検証は観測的宇宙論において最も大きな挑戦の一つといえるだろう.本稿ではIa型超新星の距離-赤方偏移関係,CMB観測,赤方偏移ドリフトなどを用いた宇宙原理の観測的検証に関する最近の研究について報告する.近年の観測技術の発展は宇宙原理の観測的検証を可能にしつつあり,それゆえ,宇宙原理を前提としない宇宙モデル,すなわち非一様な宇宙モデルの理論的な研究が重要になってきた.このような宇宙モデルにおける観測量について簡単に解説しながら,これまでに得られた制限と将来の展望について報告する.

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日本物理学会誌は宝の山。宇宙が「一様等方」とは本当か?https://t.co/C5to2t6rsc 宇宙の膨張速度が場所によって違っていてもいいとしたら、ダークエネルギーなんてなくても観測結果を説明できる。背景放射はほぼ等方に見えるが、非一様性がその後育ったかも。検証はまだ。

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