著者
矢吹 悌 福永 浩司
出版者
日本脳循環代謝学会
雑誌
脳循環代謝(日本脳循環代謝学会機関誌) (ISSN:09159401)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.39-43, 2015 (Released:2015-08-07)
参考文献数
20

要旨 脳梗塞の約23%が一過性脳虚血発作によって引き起こされる.活性酸素種産生による酸化ストレスの亢進は,脳虚血による神経障害を悪化させる要因の一つである.現在臨床適応されている抗酸化薬はエダラボンのみである.しかしながら,エダラボンは急性腎不全および肝障害などの重篤な副作用や治療可能時間域の短さが問題となっている.故に,一過性脳虚血発作に続く重篤な脳梗塞発症を予防するために新たな治療薬の開発が望まれる.本稿では,生体内で合成される抗酸化物質グルタチオン(GSH)に着目し,脳においてGSH 生合成を高める薬物の基礎および臨床研究結果と,われわれのGSH 経口投与による一過性脳虚血に伴う脳機能障害を改善効果について紹介する.

言及状況

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グルタチオンについては、以下を目的にします。 https://t.co/teJRSwX9Vm グルタチオンは化学物質過敏症で処方されたことがあるので、どうにかならんかと思っていますが、まだ医師と相談できるところまでたどり着いていません。
@mgnchu_ こちらをお読み下さい。 簡単に言うと、脳内の酸化ストレスを抑制して神経の保護作用をもたらす、感じです。 海外ではパーキンソン病にも使われているみたいですね。 https://t.co/PL7bjh4IAE
グルタチオン点滴/経口薬は効きそうだから試したい。 ノイロトロピン静注同様、血中濃度依存的に効果が高まるそうだが、経口薬でもラットなら効果があったという。 https://t.co/PL7bjgN7c4
ほにゃ。体も心も元気になります。 https://t.co/vlRCwP2KMP https://t.co/xi4CUoU0Aq https://t.co/0RmD6uGLSq
リンク開けなかった これならいける https://t.co/xi4CUoCpIS

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