著者
二反田 広希 浦出 俊和 上甫木 昭春
出版者
一般社団法人 環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集 Vol.31(第31回環境情報科学学術研究論文発表会)
巻号頁・発行日
pp.113-118, 2017 (Released:2017-11-25)
参考文献数
2

琵琶湖では,外来魚による在来種の食害が問題となっていると同時に,外来魚を対象としたスポーツフィッシングが非常に盛んである。滋賀県では,平成15年度に釣り上げた外来魚のリリースを禁止する条例を施行した。しかし,未だ釣り上げた外来魚をリリースする人は多い。本研究では,琵琶湖における外来魚のリリース行動の要因とそのメカニズムを明らかにするための知見を得ることを目的とする。琵琶湖沿岸の釣り人に対してアンケート調査を実施した結果,外来魚という釣り資源への保護意識,琵琶湖の外来生物問題への認識の低さ,外来魚回収ボックス等の設置状況が,リリースの要因として存在することを明らかにした。

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〇琵琶湖における外来魚のリリース行動に関する研究 「外来魚という釣り資源への保護意識を有する人の中には,メリットも強制力も選択しなかった人が極僅かながら存在」 まあそうだろうなと思っていたけどこうやって論文でちゃんと出てると面白い https://t.co/orotUZGesY
@yufuku_tea 滋賀県のような対処ができる最大限かなぁと思っています。 釣具店ではリリース禁止であると表示されていますし 認知度は96%とかなり高いと思います。 https://t.co/Tp0nsUWu3z https://t.co/CGEllKerCS
琵琶湖における外来魚のリリース行動に関する研究 https://t.co/Ie2IyWWyEk リリース禁止でも必ずリリースする人は外来魚を狙う人。リリースの理由は釣りを継続するため(70%)。 外来魚を狙ている人は、自然環境とか地域のルールとか関係ないということがよくわかる。 https://t.co/L86GDNJN23

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