著者
吉冨 瑠夏 高瀬 唯
出版者
一般社団法人 環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集 Vol.37(2023年度 環境情報科学研究発表大会)
巻号頁・発行日
pp.187-194, 2023-12-08 (Released:2023-12-08)
参考文献数
17

自然体験による市民の環境保全に対する意欲の増進が求められている現在,親世代が子ども達に向けて自然体験を教え伝えていくという自然体験の世代間伝承が重要である。本研究では,自然体験の世代間伝承に関する既往研究の知見の頑健性を高めるために,親世代である子育てをしている市民の中で自然体験の伝承を実行する傾向にある集団を明らかにした。全国の子どもがいる市民を対象にオンラインアンケートを行った(n=2,265)。家庭で自然体験の伝承を最も実行している集団は,自然体験の効果を非常に体感している人々であった。地域社会については,未成年時に地域で行われている自然体験活動に参加したことのある人々であった。

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今まで、子供向けに自然観察イベントをしてきたけど、将来世代の自然体験の促進に役立ててそう。 個人的には子供の体験が親の自然への態度・行動を変容させると思うのだけど、どうかな・・? 子育て中の市民における自然体験の伝承を実行する傾向にある集団に関する研究 https://t.co/NmpWipmJCK
姉さんの論文が公開されました。めでたいですね。 https://t.co/CrcPvnlymC
新しい論文がオンライン上で公開されました!無料で読めます! https://t.co/87pXfISx8w 吉冨瑠夏,高瀬唯(2023):子育て中の市民における自然体験の伝承を実行する傾向にある集団に関する研究,環境情報科学論文集,37,187-194

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