著者
児玉 敬武
出版者
一般社団法人 環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集 Vol.37(2023年度 環境情報科学研究発表大会)
巻号頁・発行日
pp.263-268, 2023-12-08 (Released:2023-12-08)
参考文献数
6

太陽光を農業と発電とで共有する営農型太陽光発電事業が増えている。本稿は,事業者の関係性を分析することで,営農型太陽光発電事業が地域社会に貢献しているのか検証することを目的とする。調査には,農業委員会による事業申請についての審議を記録した議事録および電力の固定価格買取制度の認定情報を用いた。分析からは,農業者と発電事業者が地権者との借地契約によって,共同事業に取り組む実態が顕著になった。結論として,営農型太陽光発電事業は,発電事業者による農業者の所在する地区の「外からの参入」という機会を利用しながら継続的な農業経営を可能にして,地域社会に貢献している。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (3 users, 3 posts, 3 favorites)

ソーラーシェアリングに対する住民態度に関する研究 https://t.co/AriO1xH8Si 営農型太陽光発電事業の実態 https://t.co/BouVPeDDbK

収集済み URL リスト