著者
坂本 裕
出版者
Japanese Society of Tea Science and Technology
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.1962, no.19, pp.115-117, 1962-11-15 (Released:2009-07-31)
参考文献数
2

サザンカおよびツバキのポリフェノールのクロマトグラムから考えて,茶葉のポリフェノールの特徴であるカテキン類のうち,共通に存在するのはl-エピカテキンおよび没食子酸のみであって,その他のカテキン類,特にエステル型の存在は認められない,さらにサザンカとッバキのポリフェノールの構成はきわめて似ているものの,茶葉のそれとはかなり異なっている。フラボ'ノイドはサザンカについてのみ同定を行なったが,茶葉とほぼ似た構成をもっていることが判明した。またカフェインは従来は茶のみに存在していて,'ツバキ,サザンカには存在しないように考えられていたが,今回の研究で両者ともにカフェインが存在することを確認した。

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@tricolororo こんなのありました。 https://t.co/IPq2GIHkAq
かなり古い研究データだけど、これによるとツバキの葉にもカフェインは含まれているらしい。 ただタンニンに関しては茶カテキンのそれとは違ったもののようで、逆にこれを酸化発酵させることで紅茶が出来るのであれば、柿の葉なども混ぜ合わせればそれも含めて紅茶になるのか https://t.co/hmkNwmL1f5

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