著者
髙橋 葉子 濱野 展人 根岸 洋一
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.166-174, 2021-07-25 (Released:2021-10-25)
参考文献数
37

体外からの外部刺激に応答したドラッグデリバリーは、そのエネルギーの適用エリアにより、比較的容易に標的組織特異的デリバリーが可能となる。なかでも超音波エネルギーは、その安全性の高さから注目され、マイクロバブルやナノバブルを併用することで、超音波造影効果、薬物・遺伝子・核酸デリバリー効果の増強が可能とされている。筆者らは、リポソームに超音波造影ガスを封入したナノバブルを開発し、種々の疾患モデルに対する遺伝子・核酸デリバリーを試み、その有用性を評価してきた。本稿では、医療現場における超音波利用の現状を概説するとともに、超音波を利用した薬物・遺伝子・核酸デリバリーについて、筆者らの研究成果をまじえ紹介する。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (2 users, 2 posts, 1 favorites)

以前、集束超音波を調べた際に知った事。 躊躇していたが、テクノロジー犯罪で被害者に使われている可能性があるので知って貰いたいので思い切って書く。 https://t.co/pAPXPS3dSL

収集済み URL リスト