著者
児浦 純義 太良 光利 徳永 正義
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.101, no.11, pp.1333, 1991 (Released:2014-08-11)

IFN-γ吸入療法の奏効したKi-I陽性ATLの1例を報告した.症例は56歳,男性で,HTLV-I抗体陽性,皮膚腫瘤はCD2,CD3,CD4,CD25並びにCD30を発現した大型リンパ球の増殖を示した.PCR法で腫瘍細胞にHTLV-I Provial DNAを証明した.治療として,IFN-γ吸入療法を実施し,皮膚腫瘤の消褪をみとめるとともに,併発していた汎発性白癬もほぼ治癒した.文献的見地から,Ki-I抗原の意義について述べるとともに,あわせてKi-Iリンパ腫にも言及した.又,IFN-γ吸入療法の意義を述べた.

言及状況

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@yukitsugu1963 一方、成人T細胞白血病・リンパ腫における、IFN-γ(恐らく、https://t.co/K7PEoOT2Om )療法は以下の通りですね。 https://t.co/6KHeMvp8Rj) https://t.co/DO2iDXl83F でもこれって、健康保険適用外では?

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