- 著者
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岡 恵子
- 出版者
- 公益社団法人 日本皮膚科学会
- 雑誌
- 日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
- 巻号頁・発行日
- vol.119, no.12, pp.2323-2327, 2009-11-20 (Released:2014-11-28)
昆虫による皮膚疾患には刺咬症,体液による接触皮膚炎,真性皮膚寄生などがある.刺咬症は吸血時に口器から注入する唾液や,毒針(毛)から注入する毒に対するアレルギー反応で,口器や針の物理的刺激や唾液や毒の薬理作用が複合して発症する.原因となった虫が特定できない場合が多く,皮疹の性状,分布,発症時期,場所などの臨床症状から原因虫を推定して診断し,昆虫の生態を理解したうえで生活指導をする必要がある.