著者
児美川 孝一郎
出版者
日本教育社会学会
雑誌
教育社会学研究 (ISSN:03873145)
巻号頁・発行日
vol.92, pp.47-63, 2013-07-25 (Released:2014-07-28)
被引用文献数
1 1

本稿は,「教育困難校」と称される大阪府内の公立3高校でのインタビュー調査に基づき,それぞれの学校のカリキュラムの違い(普通科,専門学科,専門コースを有する普通科)にも着目しつつ,教育困難の様相とその背景,キャリア支援上の諸問題を実態的に明らかにすることを目的とする。そのことを通じて,各高校での熱意ある取り組みや教職員による努力にもかかわらず,そうした次元を超えて,今日の高校教育システムが直面している限界状況を明らかにすることが課題である。

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[教育社会学][キャリア教育]

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「新設の学校であり,通学の便もそれほど良くなかったことから,X 高校の入学者のレベルは高くはなく,当初から困難を抱え込んだ学校ではあった。しかし,その「困難校」ぶりが極まるのは,2005年に大阪府が,従来の9学区から4学区へと通学区域を拡大して以降のことである」 https://t.co/5T2E2AovEH
“「教育困難校」におけるキャリア支援の現状と課題” http://t.co/p5wkPz9rzk #教育社会学 #キャリア教育
児美川先生の論文が公開されていますね。 「教育困難校」におけるキャリア支援の現状と課題 https://t.co/0ttIY0zShA

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