著者
田中 耕市
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
E-journal GEO (ISSN:18808107)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.30-39, 2017 (Released:2017-06-09)
参考文献数
13
被引用文献数
1

本稿は,2015年に実施された「地域ブランド調査」を利用して,1,000市区町村を対象とした主観的評価に基づく地域の魅力度の構成要素とそのウェイトを明らかにした.はじめに,地域の魅力度に関わると考えられる同調査の75項目から,主成分分析によって13の主成分を導出した.次に,それらの13主成分を説明変数,市区町村の魅力度を被説明変数とする重回帰分析を行った結果,魅力度は11の構成要素から成り立っていた.それらのうち,魅力度におけるウェイトが最も高かったのは観光・レジャーであり,農林水産・食品,生活・買い物の利便性,歴史がそれに続くことが明らかになった.本稿で解明した地域の魅力度の構成要素とそのウェイトをもとに,客観的な地域の魅力度を評価することが可能となる.

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@sakura_HONDA613 こんにちは 魅力度ランキングの構成要素※で測られていない尺度でみると、意外にも某県はかなり良い結果になってますね。 右下にいくほど収入高い、物価低い ※ https://t.co/pS9TEk4C6a https://t.co/51NGh4kqLa
【E-journal GEO掲載論文】田中耕市 2017.「地域ブランド調査」における地域の魅力度の構成要素,E-journal GEO 12(1),30-39.https://t.co/Uw1VUWlCU8

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