著者
小坪 将輝 中谷 友樹
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
E-journal GEO (ISSN:18808107)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.112-122, 2022 (Released:2022-05-12)
参考文献数
35
被引用文献数
1

新型コロナウイルスのパンデミックが生じた2020年には,世界の多くの大都市で大規模な人口の転出が確認された.日本においても東京都からの転出の増加を含む人口移動パターンの変化が生じている.そこで東京大都市圏の中心となる東京都区部からの転出に着目して,その移動先の分布の変化にみられた特徴を分析した.結果として,移動者が増加した地域として東京大都市圏の郊外部と大都市圏外の北西部および南西部の地域が検出された.これらの地域の特徴と推定される移動者の年齢や職業の構成からは,新型コロナウイルスの流行が大都市圏都心部からのライフスタイル移住を促進したことが示唆された.

言及状況

外部データベース (DOI)

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東京都区部からの転出者に着目して、コロナ禍とそれ以前の移動先を比較しその変化を調べたもの 小坪将輝・中谷友樹. (2022). コロナ禍における東京都区部からの転出者分布パターンの変化. E-journal GEO, 17(1), 112-122. https://t.co/faqPsMSJ4e
新着記事を登載しました。E-journal GEO [ タイトル ] コロナ禍における東京都区部からの転出者分布パターンの変化 [ 著者 ] 小坪 将輝,中谷 友樹 [ 公開日 ] 2022-05-12 [ DOI ] https://t.co/JRavrewawb

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