著者
島津 明
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review (ISSN:18820875)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.320-328, 2012-04-01 (Released:2012-04-01)
参考文献数
24
被引用文献数
1

我々の社会は非常に多数の相互に関連した法令により規定されている.社会というシステムを考えたとき,法令がこのシステムの仕様書の役割を果たしていることを意味するが,法令の持つシステム的側面は従来十分な研究対象になっていない.今後本格化する電子社会においては,法令は一層重要な役割を持ち,安心な社会の実現には,法令の持つシステム的側面を捉える方法論が期待される.「法令工学」は,法令に情報科学的手法,ソフトウェア工学的手法を適用し,完全で矛盾のない法令の制定,法令が規定する社会基盤情報システムの開発などを計算機で支援するための方法論を研究する.本稿は,法令工学の目的やアプローチを紹介し,法令設計の支援,法令の文書化,法令の論理的検証,法令構造指向アーキテクチャなどの課題について示し,課題の解決に重要な役割を担う技術の一つとして,法令文書の言語解析について紹介する.

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https://t.co/thaJcYb3LV なにやら面白そうな分野が
(´-`).。oO( 法律の文章,難しすぎる….なんか,法令工学 https://t.co/CxjgOW6YYm といって,法律文書をコンピュータで形式的検証をする分野もあるみたいですけれど,論理の検証はできるかもしれませんが,法… https://t.co/glaB7sO9ZG
@kmizu 今日知ったんですが,紹介論文を見てる限り,法令を工学的に解析化してformalにすることで論理的な矛盾などを発見し,元の法令にフィードバックしたり,情報システムのデータ構造に応用するのが主な分野という印象を受けました… https://t.co/C2H8W0Mixi
強そう https://t.co/8PZDYVQvTk
今は深層学習に代表されるソフトなAIがレッドオーシャンを迎えている。だからこそ、古典的に思われる数理論理学が面白いと思う。現代は非古典論理(様相論理、直観論理)もあるし、法律への自然言語処理や論理学の応用もある(法令工学)。 https://t.co/a9R9mTx39o

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