著者
髙橋 宏次
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.541-545, 2015 (Released:2018-08-26)
参考文献数
6

情報技術が発展を遂げ,インターネットを通じての商取引が活発になってきた昨今,商品やサービス(役務)の目印である商標の重要性がますます高くなってきている.商標法が改正され音などの新しい商標の保護が開始されると,商標の利用形態も多様化してくる.グローバルで事業展開する医薬品メーカーでは,世界統一ブランドによる医薬品の販売が望まれるが,各国または各地域での商標登録および医薬品名称の審査などのハードルを乗り越えなければならないところ,米国においては医薬品名称の審査のガイドラインが整備されている状況であり,欧州においてもガイドラインの改正が行われ,これらの活動が活発に行われている.また,一般薬のインターネット販売が解禁になり偽造医薬品対策も急務となっているところ,水際規制としての商標の利用もますます望まれる.ここでは,医薬品販売名における商標,新製品名開発における商標,および,偽造医薬品対策における商標について紹介する.

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@t14741 こんなの読みまして、薬の名前決めるのもルールがあるんだなと思いました。あと勝手に導出先が商標とるものだと思ってました。 https://t.co/ZfmIjCA7f2

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