- 著者
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野口 敦
- 出版者
- 公益社団法人 日本薬学会
- 雑誌
- ファルマシア (ISSN:00148601)
- 巻号頁・発行日
- vol.52, no.1, pp.58-59, 2016 (Released:2018-08-26)
私は2006年に薬学部を卒業後,大学院修士課程を経て,2008年に医薬品医療機器総合機構(PMDA)に入構した.本誌の読者はご存じかもしれないが,PMDAは,厚生労働省所管の独立行政法人であり,①医薬品の副作用または生物由来製品を介した感染等による健康被害に対する迅速な救済,②治験前から承認まで一貫した体制での医薬品や医療機器の品質・有効性・安全性に関する指導・審査,③製造販売後の安全性情報の収集・分析・提供,を通じて国民の保健向上に貢献することを目的とした組織である.PMDAの業務内容は多岐にわたるが,これらのうち,私が実際に携わった業務についてご紹介したい.